2014年01月05日
雪中ソロキャンプ 南蔵王温泉湯々里ミートランドキャンプ場 20140103 その1
あけましておめでとうございます。
孤独な男が孤独にキャンプをする。今年も頑張ります。
こんな遊びばかりしていていいのかしらん。
年明け早々、2泊3日でソロキャンプに行って来ました。
場所はミートランドです。ここは3回連続ですが、季節が進むにつれて、楽しみ方が違ってくるので、飽きたりはしません。自然と遊ぶ醍醐味ですね。
昨年12月28日、大雪の予報だったものの、どうしてもキャンプに行きたくて、達居森と湖畔自然公園キャンプ場に向かった。
多少の雪ならば、やり抜いてみせると意気込んでいたものの、キャンプ場に続く道に既に15センチの雪が積もっていて、翌朝引き返せない恐怖もあり、仕方なくキャンプを断念した。
そうした経緯もあって、今回は現地の状況を確認してから行きたかった。
宮城のキャンプ場で通年で開いている所は少ない。私が知っている通年開場のキャンプ場は、以下だ。
達居森と湖畔自然公園キャンプ場
南蔵王温泉湯々里ミートランド キャンプ場
不動尊公園キャンプ場
長沼フートピア公園キャンプ場
兵糧山公園
平成の森キャンプ場
仙台市大倉ふるさとセンターキャンプ場
高清水新堤自然公園
無料でキャンプ出来る場所もいくつかあり、大変助かるのだけれど、前回の様に行ってから引き返すというのは嫌だった。
ちょっとヘンテコなキャンプ場だが、失敗したくないので、今回もミートランドにしよう。ここは南蔵王と冠打つだけあって、人里近いが山だ。雪も相当あるだろう。
キャンプ場にたどり着いて帰る事が出来る道の状態だったら、雪なんて大した事はない。
いつものお母さんが電話に出る。いつものカラオケがバックに聞こえる。
雪の状況を聞くと、道は除雪されているので、問題なく来れるだろうが、テントサイトは30センチ以上の積雪の状態だという。
雪中キャンプ、いいじゃないか、受けて立とう。
この時の私の主な装備(赤文字が前回から装備強化したもの)
足先、指先の冷えは、どうしようもなく堪える。我慢出来ない。手袋と靴下を強化した。
雨や雪から人間や道具を守ってくれるタープを購入した。私の絶大な信頼を置くアライテント製である。間違いないだろう。
冬本番で連泊なので、シュラフカバーを購入。結露からシュラフを守ってくれ。
寝床の暖には湯たんぽである。キャンプ場に仰々しく湯たんぽを持参していくのは憚られる。やかんにも水筒にもなるという、やかん水筒というマニアックな逸品をネットオークションで手に入れた。これを湯たんぽとしよう。
冬には熱燗だ。用途が若干異なるが、直火可能な黒じょかで燗をつけよう。
ラジオは暇潰し用だ。
長靴は・・・いわゆるゴム長で、これしか無かったのと、使わない予定で持っていったものの、これを使わざるを得ない環境だった。
キャンプ場に到着し、2泊する旨を伝え、テントサイトに向かう。
これは・・・雪が最初に積もってから、誰もキャンプしていないな・・・。
足跡のない雪面に足を踏み入れると、スボッと音がして、膝近くまで足が雪に埋まる。足を引っこ抜いては突っ込みを繰り返して、テントサイトにたどり着いた。
覚悟はしていたが、雪が凄い。
私の手順が正しいかは解らないけれど、これから雪中キャンプをやろうという方の参考になればと一部始終を記録してきた。
防寒で着膨れた私の影が映りこんでいるのが、何とも侘しさを感じさせる。
テントを設営する為のスペースを確保するべく、足元を踏み固めていく。
これが結構重労働だ。根気良く繰り返そう。
設営場所からの眺望はこんなに美しい。
いつものテントに今回はタープも加わった。期待している。
いつも通りテントを設営していこう。
アンダーシートでテントの位置を決め、テントを設営。
意外とペグがしっかり刺さってくれた。ペグハンマーは使わなかった。抜けそうだったら、上から雪を被せると具合がいいようだ。
タープの設営は複数人でやった事はあるが、一人でやるのは初めてだ。
ネットで事前に調べた手順でやってみると、結構うまい具合に張れた。
タープは風の影響を受けやすいので、ペグを差し込み、その上からしっかり雪で固める。
おうおう、なかなかいいじゃないか。
アライテントのコンパクトポールはたくましく屹立し、ビバークタープMもあんなにコンパクトになるのに、かなりしっかりしている。
道具類を設置して、準備完了。
冬は道具が多くなるのは仕方あるまい。
孤独な宴の準備も整った。
例の強烈な温泉に入り温まった所で、始めよう。
気温はとっくに氷点下だが、ビールをグビグビ飲みまくり、温泉の火照りを冷ます。
頃合になったら、黒じょかに、宮城自慢の酒「浦霞」を注ぎ、焚き火にかける。
美味い!これはいい!男の孤独な楽しみだ。女子供には解るまい。
ラジオを聞く。
時間が早く流れるし、結構楽しい。孤独感がかなり薄れる。しかし、これは良し悪しである。孤独を楽しみたい時はラジオはつけない方がいいかも知れない。
寒いと酒が進む。何より美味いのだ。そして燗酒は体が温まる。日本酒に夢中になっていると、何だかオジサンにどんどん近づいていくようだ。
まさか四合瓶が空いてしまった。
寒いと酔いが来にくい。
今、何度だ。マイナス3℃か。あまり寒さを感じないのは日本酒のおかげか。
寝る準備をしよう。
代用湯たんぽのやかん水筒を焚き火台に載せる。
これは非常にいい。やかんとして使うには、少し工夫が必要だが、用途が複数あるのはとても良い。
湯が沸騰したら、キャップを締め、保温の為の袋に入れる。それをシュラフの真ん中辺りに忍び込ませ、寝床が暖まるのを待とう。
曇りで星も見えそうにないので、テントに入り、シュラフに潜り込む。
いつの間にか寝ていた。
つづく。
孤独な男が孤独にキャンプをする。今年も頑張ります。
こんな遊びばかりしていていいのかしらん。
2014年1月3日 南蔵王温泉湯々里ミートランド キャンプ場 その1
年明け早々、2泊3日でソロキャンプに行って来ました。
場所はミートランドです。ここは3回連続ですが、季節が進むにつれて、楽しみ方が違ってくるので、飽きたりはしません。自然と遊ぶ醍醐味ですね。
昨年12月28日、大雪の予報だったものの、どうしてもキャンプに行きたくて、達居森と湖畔自然公園キャンプ場に向かった。
多少の雪ならば、やり抜いてみせると意気込んでいたものの、キャンプ場に続く道に既に15センチの雪が積もっていて、翌朝引き返せない恐怖もあり、仕方なくキャンプを断念した。
そうした経緯もあって、今回は現地の状況を確認してから行きたかった。
宮城のキャンプ場で通年で開いている所は少ない。私が知っている通年開場のキャンプ場は、以下だ。
達居森と湖畔自然公園キャンプ場
南蔵王温泉湯々里ミートランド キャンプ場
不動尊公園キャンプ場
長沼フートピア公園キャンプ場
兵糧山公園
平成の森キャンプ場
仙台市大倉ふるさとセンターキャンプ場
高清水新堤自然公園
無料でキャンプ出来る場所もいくつかあり、大変助かるのだけれど、前回の様に行ってから引き返すというのは嫌だった。
ちょっとヘンテコなキャンプ場だが、失敗したくないので、今回もミートランドにしよう。ここは南蔵王と冠打つだけあって、人里近いが山だ。雪も相当あるだろう。
キャンプ場にたどり着いて帰る事が出来る道の状態だったら、雪なんて大した事はない。
いつものお母さんが電話に出る。いつものカラオケがバックに聞こえる。
雪の状況を聞くと、道は除雪されているので、問題なく来れるだろうが、テントサイトは30センチ以上の積雪の状態だという。
雪中キャンプ、いいじゃないか、受けて立とう。
この時の私の主な装備(赤文字が前回から装備強化したもの)
服装 | 厚手のニット帽、フリースのインナー、パタゴニアの防寒着、ブレスサーモウールヘビーウェイトアンダーウェア上下、裏地がフリースのパンツ、ナンガのダウンパンツ、モンベルアルパイングローブ、インナー用手袋、メリノウールの厚手の靴下、長靴 |
テント | アライテント エアライズ1、アライテント ビバークタープM |
マット | サーマレスト リッジレスト ソーライト レギュラー |
シュラフ | モンベル スパイラルダウンハガー #0、イスカ ゴアテックスシュラフカバーウルトラライト ワイド、やかん水筒 |
クッカー類 | コッヘル、ストーブ、ガス、スポーク |
焚き火 | スノーピーク 焚き火台S、耐火グローブ、薪、炭、岩塩プレート、黒じょか |
食品 | 焚き火台で焼けるもの中心(焼肉やソーセージなど)、日本酒 |
遊び | 天体望遠鏡 ビクセン ミニポルタA70Lf、ラジオ |
足先、指先の冷えは、どうしようもなく堪える。我慢出来ない。手袋と靴下を強化した。
雨や雪から人間や道具を守ってくれるタープを購入した。私の絶大な信頼を置くアライテント製である。間違いないだろう。
冬本番で連泊なので、シュラフカバーを購入。結露からシュラフを守ってくれ。
寝床の暖には湯たんぽである。キャンプ場に仰々しく湯たんぽを持参していくのは憚られる。やかんにも水筒にもなるという、やかん水筒というマニアックな逸品をネットオークションで手に入れた。これを湯たんぽとしよう。
冬には熱燗だ。用途が若干異なるが、直火可能な黒じょかで燗をつけよう。
ラジオは暇潰し用だ。
長靴は・・・いわゆるゴム長で、これしか無かったのと、使わない予定で持っていったものの、これを使わざるを得ない環境だった。
キャンプ場に到着し、2泊する旨を伝え、テントサイトに向かう。
これは・・・雪が最初に積もってから、誰もキャンプしていないな・・・。
足跡のない雪面に足を踏み入れると、スボッと音がして、膝近くまで足が雪に埋まる。足を引っこ抜いては突っ込みを繰り返して、テントサイトにたどり着いた。
覚悟はしていたが、雪が凄い。
私の手順が正しいかは解らないけれど、これから雪中キャンプをやろうという方の参考になればと一部始終を記録してきた。
防寒で着膨れた私の影が映りこんでいるのが、何とも侘しさを感じさせる。
テントを設営する為のスペースを確保するべく、足元を踏み固めていく。
これが結構重労働だ。根気良く繰り返そう。
設営場所からの眺望はこんなに美しい。
いつものテントに今回はタープも加わった。期待している。
いつも通りテントを設営していこう。
アンダーシートでテントの位置を決め、テントを設営。
意外とペグがしっかり刺さってくれた。ペグハンマーは使わなかった。抜けそうだったら、上から雪を被せると具合がいいようだ。
タープの設営は複数人でやった事はあるが、一人でやるのは初めてだ。
ネットで事前に調べた手順でやってみると、結構うまい具合に張れた。
タープは風の影響を受けやすいので、ペグを差し込み、その上からしっかり雪で固める。
おうおう、なかなかいいじゃないか。
アライテントのコンパクトポールはたくましく屹立し、ビバークタープMもあんなにコンパクトになるのに、かなりしっかりしている。
道具類を設置して、準備完了。
冬は道具が多くなるのは仕方あるまい。
孤独な宴の準備も整った。
例の強烈な温泉に入り温まった所で、始めよう。
気温はとっくに氷点下だが、ビールをグビグビ飲みまくり、温泉の火照りを冷ます。
頃合になったら、黒じょかに、宮城自慢の酒「浦霞」を注ぎ、焚き火にかける。
美味い!これはいい!男の孤独な楽しみだ。女子供には解るまい。
ラジオを聞く。
時間が早く流れるし、結構楽しい。孤独感がかなり薄れる。しかし、これは良し悪しである。孤独を楽しみたい時はラジオはつけない方がいいかも知れない。
寒いと酒が進む。何より美味いのだ。そして燗酒は体が温まる。日本酒に夢中になっていると、何だかオジサンにどんどん近づいていくようだ。
まさか四合瓶が空いてしまった。
寒いと酔いが来にくい。
今、何度だ。マイナス3℃か。あまり寒さを感じないのは日本酒のおかげか。
寝る準備をしよう。
代用湯たんぽのやかん水筒を焚き火台に載せる。
これは非常にいい。やかんとして使うには、少し工夫が必要だが、用途が複数あるのはとても良い。
湯が沸騰したら、キャップを締め、保温の為の袋に入れる。それをシュラフの真ん中辺りに忍び込ませ、寝床が暖まるのを待とう。
曇りで星も見えそうにないので、テントに入り、シュラフに潜り込む。
いつの間にか寝ていた。
つづく。
Posted by at 16:25│Comments(2)
│ソロキャンプ
この記事へのコメント
はじめまして。仙台市在住のcaptainTと申します。
最近、ソロキャンプに興味を持ち自分なりに勉強してたのですがsaltpineさんのブログを拝見させていただき凄いなと思いました。
色々と参考にさせて頂こうと思いコメントさせていただきました。
どうぞ宜しくお願いします。
最近、ソロキャンプに興味を持ち自分なりに勉強してたのですがsaltpineさんのブログを拝見させていただき凄いなと思いました。
色々と参考にさせて頂こうと思いコメントさせていただきました。
どうぞ宜しくお願いします。
Posted by キャプテンT at 2014年01月05日 17:04
キャプテンTさん。はじめまして。
凄くはないですよ(笑)
突然のアクシデントにいつも振り回されているので、もっと経験を積まねばと思います。
今後ともよろしくお願いします。
凄くはないですよ(笑)
突然のアクシデントにいつも振り回されているので、もっと経験を積まねばと思います。
今後ともよろしくお願いします。
Posted by saltpine at 2014年01月06日 08:41
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