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2015年06月24日

キャンプ 旗坂野営場 20150620

山でテント泊はやったりしていたが、キャンプは実に4ヶ月ぶりになる。
山ばかり行っていたので、キャンプ畑に帰るのにはリハビリが必要だ。キャンプ仲間とキャンプに行こう。


この時持っていった物
服装
種別
内容
服装 半袖シャツ、Tシャツ、パジーンズ、スニーカ

ザック内(グレゴリー バルトロ65)
種別
内容
テント アライテント エアライズ1、グラウンドシート
マット モンベル U.L.コンフォートシステム パッド150
シュラフ モンベル スパイラルダウンハガー #3、エアピロー
クッカー類 ダグ 焚火缶、エバニュー ハンドル、イワタニプリムス P-153、250OD缶、シエラカップ、割り箸
食料 別途
ダウンジャケット、ダウンパンツ
その他 ラジオ、ナイフ、ヘッドライト、LEDランタン、ファーストエイドキット、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、コンパクトデジカメ、ウェアラブルカメラ、アルティマZ 7×50

その他に使用したもの
種別
内容
イス 自宅の物置にあったアウトドア用イス
食料 1年前に購入した味噌
調理道具 文明の利器おたま

久々にキャンプ場でのキャンプだ。
部屋の片隅でホコリを被っていた、キャンプ道具のコンテナを持ち出した。中には1年前に購入したインスタント食品や、調味料、その他にはうっぱらっても構わないようなキャンプ道具が入っている。
コンテナ内の道具は、おたまと1年前に購入したカビかけた味噌を使用した。
原始人の様なキャンプをしている私にとって、おたまを使えるというのは贅沢だ。
カビかけた味噌は、まぁ、何だ、味にコクが出た。


実にキャンプ場でのキャンプは1年ぶりだ。ここずっと野生的なキャンプばかりして来ていたので、何故かキャンプ場に行く事に拒否感がある。
キャンプに行こうかなと考えた時、どこぞの林道などを頭で想像し、あそこは草が生え切っていそうだからテントが張れない、とか、あそこは雨が降ってぐちゃぐちゃになっていそうだから、という意味不明な理由でキャンプに行くのを止めている。キャンプ場に行く選択肢が頭の中に既に無いのだ。これは変だ。

折り良くも、いつもの20歳上のキャンプ仲間からキャンプの誘いがかかった。この人たちも、殆どキャンプ場でキャンプをしないという野蛮人だ。
泉ヶ岳の人の居なさそうな場所が候補地になったが、この時期の泉ヶ岳の人口密度は凄いものがある。人の目が気になる場所というのは、嫌だ。
去年、一度だけキャンプをした事がある旗坂野営場が良いのではないか。あそこは船形山の登山口の脇にあるが、物好きな登山客がたまに使っているだけで、一般キャンパーが殆ど来ない良い場所だ。万一、キャンプ客が数組居ても、キャンプ場の脇はテントが張れそうな場所もある。それに野生的要素の強いワイルドな環境だ。良し、ここにしよう。

集合場所にスーパーを設定し、食料と酒を購入する。私は食料は最低限でいいのだけれど、二人の先輩は次々にカゴに食料を放り込む。無用な食料調達を制止しつつも、購入を終え、現地へ向かった。
旗坂野営場は、仙台市内からだと結構遠い。場所を知らないバイクに乗った二人を、車の私が先導する。現地に到着した仲間の最初の一言は、山だね、だった。
キャンプ場内を一通り案内していると、キャンプの準備をしているキャンパーが一組、キャンプ場の入り口でたむろしている山ガールが数名居た。キャンプ場内でも人が少ないので、そのままでも構わなかったが、仲間二人は、次に案内したキャンプ場脇の沢沿いの林道が気に入ったようなので、ここを幕営地とする事にした。
それにしても、ここは良い場所だ。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

駐車スペースからわずか1分なので、ザックでキャンプ装備を運ぶ必要は無かったが、いつもの事だからこれでいい。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

ここは平らな場所なので、テントが張りやすい。林道入り口は車が入って来ない様に柵が付いているし、安心してテントを張れる。
私の隣のモンベルステラリッジ2型が羨ましい。私のエアライズ1は軽くて小さくて良いのだが、装備を担いで移動しないキャンプではやや小ささを感じてしまう。ドマドームだ。ドマドームライト2が欲しい。
キャンプ 旗坂野営場 20150620
キャンプ 旗坂野営場 20150620

仲間に倣ってビールで喉を潤したら、すぐそばの沢で釣りをしよう。
今日の私は準備が良いのか悪いのか。釣り道具を持ち、エサのミミズを来る途中の釣具屋で購入したが、水に入るためのウェーディング装備の一切を忘れて来た。
つまり、沢の脇に立って釣るしかない。渓流釣りは、足で歩いてポイントを探る釣りだ。広範囲を攻める事が出来ないので、釣れる確率は非常に低くなる。
竿を振りながら沢沿いに立ち込んでいると、下流からバチャバチャと可愛いワンちゃんが嬉しそうな顔をして上ってきた。げぇーっ!!渓流犬だ!!こうなってしまっては、神経質な渓魚は釣れない。禁じ手の置き竿に切り替え、様子を見る事にした。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

釣れると思ったが、やっぱり釣れた。
渓流の魚は、釣るのが難しいなどと良く言うが、そうではなくて、魚を居る場所を見分けるのが難しいのであって、釣る事は大して難しくない。魚が居る場所にエサさえ送り込む事が出来れば、置き竿でも釣れる。
このイワナちゃんは塩焼きにしよう。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

私が釣りをしている間、仲間は焚き火の準備をしていた。
今日の焚き火は2つおこす。仲間の焚火台と、直火の焚き火。直火の焚き火は、焚き火跡があったので、それをそのまま使わせて貰う事にした。
ガスバーナーがズゴーッという音を立て、仲間が焚き火をおこしている。ガスバーナーで火おこし?かーーっ!!情けない!!
キャンプ 旗坂野営場 20150620

私は意地でも自力で火をおこしたい。
いつものガムテープ着火法で火つけるも、なかなか火が大きくなってくれない。昨日、雨があったようで、拾い集めた薪が湿っているのだ。横でニヤニヤしながら、バーナー使いますか、などと悪魔の声が聞こえてくるが、意地でも誘いには乗らない。
しばらく火と薪と格闘し、何とか焚き火としての形になった。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

本日の夕食は、ツマミにシシャモやイカの一夜干し、メインにキムチ鍋を作った。
焚火台でシシャモやイカを焼く横で、私の焚火缶でキムチ鍋を作る。焚火缶にごま油を引き、火に掛け、キムチをドバッと1パック入れる。キムチが軽く炒め煮状態になったら水を入れ、沸騰したら親の敵かと思う量の肉を投入。誰かが味噌を持ってきていると思ったら持って来ていなかったので、1年前に購入した少しカビている味噌で味付けし、コクを出す。グツグツしだしたら、やっすいミックスもやしをぶち込んで、それが火が通ったら完成だ。
ウーン、すげぇ下品な鍋が出来上がったぞ!!
キャンプ 旗坂野営場 20150620

美味い!濃厚で下品な味がする!
これでニンニクを更に入れたりなんかしたら、もっと下品な味になって最高だと思う。これはビールが進む。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

仲間が木を拾ってきて、何やら作っている。これがブッシュクラフトか。三叉の、何かぶら下げるのに良さそうな形の物が出来上がった。焚き火の上に組んだこれを置いて使うのかと思ったら、何やらそのまま吊るし始めた。あぁ、この物体はハエ取り紙吊るし器だった。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

続いて、一匹だけ釣り上がったイワナを焼く。
気仙沼の自然塩だという塩をふりかけ、焚き火の火に掛ける。自分が食べなくてもいいけれど、こうやって自然から得た恵みを焚き火で調理するのは、本当にワクワクしてくる。
焼きあがったイワナは少し生の部分があったが、そこを焼きなおして、仲間はムシャムシャ食べていた。
焚き火は火加減が難しい。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

ビールが無くなったので、焼酎を飲み始める。ライムがアクセントになって美味い。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

男達の夜は短い。
全力で酒に向き合い、全力で飲み、全力で酔っ払う。
私は9時半には寝てしまったらしい。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

翌朝6時半、実に8時間も寝てしまった。快適な夜だった。双眼鏡も持ってきていたが、酔っ払って出番は無かった。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

コーヒーを飲んでいると、仲間が細長いファンシーな布袋をおもむろに取り出した。これはカアチャンの前掛け(エプロンの事)を捨てるというので、手芸用に貰って作ったのだ、という。ハエ取り紙ブッシュクラフトに手芸に、凄い人だ。
中からは自作の焚火台が飛び出した。これを惜しげもなく、もう一人の仲間へとあげてしまった。気前も良い。
ファンシーな袋と自作焚火台、誰もこんな物が入っていると思わないだろう。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

朝食はホットサンドだ。
バウルーのダブルで調理する。これは簡単な上に美味い。
焚き火に突っ込んで加熱するので、真っ黒になるが、そんな事を気にする様な人は、アウトドアに向いていない。ホテルでフレンチトーストでも食べて下さい。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

うん、美味い。
野蛮人3名のキャンプでおしゃれなホットサンドなんて似合わないが、美味いのだからいいのだ。
キャンプ 旗坂野営場 20150620

久しぶりのキャンプは楽しかった。ザックで最低限の装備だけ背負ってするキャンプも楽しいけれど、こういう適当なのも、また楽しい。
キャンプ 旗坂野営場 20150620




タグ :キャンプ

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