ダウン製品の穴を修理

 

2015年12月25日 20:03

ダウン製品に空いてしまった穴を修理してみよう。


ダウン製品は、冬キャンプの必需品だ。身に着けていれば、極寒の環境でも外の冷気を中へ伝えず、内の暖気も外に逃がさない。ダウンは最強の防寒装備だと断言して間違いない。
そんなダウンジャケットやダウンパンツを、キャンプでアウターとして使っている人は居ないだろうか。それは即刻止めた方が良い。焚き火は服に穴を開けてしまうという宿命を持っているが、ダウン製品の表面の生地はナイロン系である事が多いので、 なおさら穴が開きやすく、どう考えてもその結果は見えている。

私は、先日のキャンプでそのダウン製品に穴を開けてしまった。冬キャンプの防寒具の注意点として、ダウンは穴が開くのでインナーとして使うように、と書いていたのに、穴を開けてしまったのだ。ダウンをアウターで着る様な馬鹿はやらなかったのに、アウターの生地に穴が開き、更にその下のダウンパンツに穴が開いてしまっていたようだ。
ダウン製品というのは非常に値が張るので、穴が開いてしまうと、精神的ダメージが非常に大きい。私が使っていたは、ナンガのポータブルダウンパンツという製品で、とても気に入って使っていたという事もあり、二重でショックだった。

買い替えかと落胆したが、こうした穴が開くのは、実は一般的に起こりうる事なのではないかと考え直した。ネットで「ダウン 穴」で検索すると、思った通り出てくる出てくる。私の様な焚き火で穴を開けたというのはあまり無かったものの、みんな引っ掛けたり突っついたりして穴を開けているようだった。
こうした事例が多いという事は、修理・修繕も簡単に出来る筈だ。調べてみると、ダウン製品は生地がナイロンでる事が多いので、補修の生地を熱で圧着するような事は出来ないので、粘着式の補修生地で穴を塞ぐという対応になるようだった。
amazonでその生地を見つけた。CAPTAIN88の「ナイロン補修シート」という商品だ。いいぞ、これだ。300円以下で買えるのが嬉しい。

手元に届いた。早速ダウンパンツを修理しよう。


改めて穴を見る。結構大きい穴だ。


どれどれ。パッケージには、「ワンタッチ粘着」「強力粘着」「ナイロンウェア、ダウンジャケット、子供用レインコート、傘、ナップサック、テントなどの破れ、カギザキ等の補修に最適です」と書いてある。帽子をヘンテコにかぶった可愛いような可愛くないような女の子も「アップリケ風にカットすれば、かわいく仕上がるよ」と言っている。
なるほど、全体的に漂う昭和的な雰囲気、これはいい製品の証だ。こうして昔から使われている商品というのは、その品質が高く、愛されてきたが故に残ってきたという事が読み取れる。更に、私はこういう若干のイモさが漂う製品が大好きなのだ。
袋から取り出してみる。
紺色だ。色を良く見ないで買ってしまった。ダウンパンツの色は黒だった。修理箇所が目立ってしまうが、このダウンパンツはインナーとしてしか着ない予定だから、これでも良いだろう。直りさえすればいい。


生地をはさみで切る。穴より結構大き目の方が安心だろう。


背面のシールを剥がすと、ベタベタの粘着面が現れる。これを穴に被せる様にピタッと張れば、これで完了だ。
色が気になるが、それ以外は成功といって良いだろう。こんな簡単な作業で直せてしまった。こんなものは、誰も失敗しない。
補修生地は、粘着面の粘着力が強いのと、生地自体も結構しっかりしているので、そう簡単に剥がれる事はないし破けたりする事も無さそうだ。


こんなに簡単に修理出来てしまうとは思わなかった。
補修生地は安い上に用途も広い。テントの修理にも使えるので、意外とキャンプのマストアイテムなのではないだろうか。
ダウン製品は、穴が開かないのが一番良い事だが、もし穴が開いてしまったら、これを使ってみて頂きたい。色も豊富にあるので、オススメだ。





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