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2013年12月22日

ソロキャンプ 南蔵王温泉湯々里ミートランドキャンプ場 20131213

12月7日~8日に行ったソロキャンプが非常に楽しかったので、また「南蔵王温泉湯々里ミートランドキャンプ場」に行ってきました。
3連休だったので2泊しました。

2013年12月13日 南蔵王温泉湯々里ミートランド キャンプ場


ここのキャンプ場は、施設こそ古いのですが、キャンパーが居ないので独りになれます。
利用料は高いものの、温泉付きだし、ロケーションが素晴らしく独り占めなので、貸切と思えば許容の範囲内です。
温泉は過激なお湯なので何回も入ると疲労感がありますが、それも心地よいです。



予約する為に電話をかけ、14時頃到着する旨を伝える。
利用料を確認すると、今回もバイク料金と同じでいいと言う。
ここは、薪も600円で売っていて、今回もお願いした。
施設が古い分、もう少し利用料を下げると、もっとキャンパーが集まると思うのだけれど。とても勿体無いキャンプ場だと思う。

電話の後ろからは、カラオケが聞こえてくる。
ここ「南蔵王温泉湯々里ミートランド」は、キャンプ場専門ではなくて、近所のカラオケ好きが集まって、日中からカラオケ会が行われている。
ここは日帰り温泉休憩所兼民宿兼キャンプ場のような所だ。
インターネットで検索しても、温泉中心で、キャンプ場を利用したという内容があまりないようなので、キャンプ場を利用する人は少ないのかも知れない。
テントサイトまで大音量でカラオケが聞こえて来る事はないが、「あー、やってるなー」位は聞こえて来る。
温泉に入る時は、否応無しにカラオケを聞かされる事になるが、景色を楽しんだりする様な風流な温泉ではないので、これもまたここの味なのだと思う事にしている。

  この時の私の主な装備(赤文字が前回から装備強化したもの)
種別
内容
服装 厚手のニット帽、フリースのインナー、パタゴニアの防寒着、ブレスサーモウールヘビーウェイトアンダーウェア上下、裏地がフリースのパンツ、ナンガのダウンパンツ
テント アライテント エアライズ1
マット サーマレスト リッジレスト ソーライト レギュラー
シュラフ モンベル スパイラルダウンハガー #0
クッカー類 コッヘル、ストーブ、ガス、スポーク
焚き火 スノーピーク 焚き火台S、耐火グローブ、薪、炭
食品 焚き火台で焼けるもの中心(焼肉やソーセージなど)
遊び 天体望遠鏡 ビクセン ミニポルタA70Lf

季節は進み、12月中旬。この日は雪が降る予想になっていた。
尚一層の寒さ対策の必要性を感じ、装備の強化を図った。
アンダーウェアをミズノブレスサーモウールヘビーウェイトという、ブレスサーモの中でも一番暖かい物を購入した。上下それぞれ8000円なので、かなり痛い出費だったが、基礎装備だし、快適に過ごす為には必要なのだと判断した。
足が冷えると、どうしようもなく寒い。ナンガのダウンパンツは役に立ってくれる筈だ。
マットはモンベルのコンフォートシステムパッドを使用していたが、これを冬に使用するにはやや薄いので、リッジレストを購入した。
耐火グローブは、焚き火をする際、これを持っていなかった為、焚き火台を移動させたくても出来ず、雨で避難ても焚き火台は雨の中で暖を取れず困った経験から購入した。

キャンプ場に到着し、テントを設営する。3回目ともなれば手馴れたものだ。
テントは前回と同じ場所に設営したが、雨や雪の予報だった為、焚き火台やイスなどは、すぐ近くの屋根のあるバーベキュー棟に構えた。
この時、私はタープを持っていないので、雨や雪が降ってもテントに逃げ込むか、このバーベキュー棟の下に避難するしかなかった。
つまり、このキャンプ場でない場所でキャンプをした際に雨や雪に降られると、テントに入るしかなくなり、道具も雨ざらしになってしまうのだ。
ソロキャンプを始めるに当たり、タープは必要性は低いと考えていたのと、荷物が増える事を考えて購入を逡巡していた。
しかし、現実問題として、こうして雨や雪の対策を組めない事を考えると、小さなタープを一つ持っていてもいいのではないかと思った。

実は前回、ここでキャンプした時、温泉に入らなかった。
温泉は9時~18時までで、18時までに入りそびれると、次は翌朝9時なのである。
私は結構帰りの出立が早いので、9時だともう帰る気分になってしまっていて、前回は温泉に入らなかったのだ。我ながら、こんな時くらいのんびり帰ればいいのに、と思う。
今回は入ってやろうと思っていたので、テント設営後、すぐ入りに行った。

ここの温泉は凄い。
まず、お湯が凄い。黄土色で鉄サビ臭がする高温のお湯がドッバドバ湯船に注がれている。
ソロキャンプ 南蔵王温泉湯々里ミートランドキャンプ場 20131213

湯船周辺は鉄サビ色になっている。お湯が非常に熱い。水を入れなければ、45度以上はある。
ソロキャンプ 南蔵王温泉湯々里ミートランドキャンプ場 20131213

そして、施設が凄い。駐車場に突き出した温泉は屋根がトタンで、仕切りが竹や木である。脱衣所やシャワーなどという、生っちょろい物はなく、入り口を入ってすぐにある籠に脱いだ服を入れ、おもむろに湯船に向かうのである。
ソロキャンプ 南蔵王温泉湯々里ミートランドキャンプ場 20131213

熱いお湯にそのまま入ることはまず出来ない。掛け湯をしながら徐々に体を慣れさせていくしかないのだが、掛け湯をする為に桶でお湯をすくう時の指先が既にビリビリ来る。桶のお湯を体に掛けると、飛び上がらんばかりに熱い。
何度も何度も掛け湯をし、慣れたと思って湯船に足を入れても、熱くて無理なのだ。掛け湯をしながら足を突っ込んでは出て、掛け湯をしながら足を突っ込んでは出て、を繰り返して慣らしていくのである。
不思議な事に、お湯に慣れて肩まで入れるようになると、異常な熱さは失せ、次第に心地よくなってくる。しかし、それでも湯が揺れると熱い。じっと浸かるのだ。
ソロキャンプ 南蔵王温泉湯々里ミートランドキャンプ場 20131213

おじいさんが途中から入ってきて数回掛け湯して、お湯の注ぎ口付近に熱がる様子もなくそのまま入った時は驚いた。皮膚の感覚がが鈍くなっているとしか思えない。おじいさんは、丸森から来たのだという。どうやら常連のようだ。結構訛りがキツい方のようで、宮城県人の私をしても、所々、何を言っているか解らない。
何回か湯船に浸かったり出たりをして、あがる頃にはポカポカで、あがった後もずっとポカポカだった。
1日で数回温泉に入ったが、非常にパワーのあるお湯なので、入った後は心地良い疲労感があり、眠くなって昼寝をした。
極上の昼寝である。

起きたら夕方で、焚き火をしながら焼肉を準備していると、やはり雪が降ってきた。
結構降り方が強い。風も吹いている。バーベキュー棟の屋根の下にも雪が入り込んで来る。
寒いが寒くない。充実した装備が冷えを防いでくれる。
特にナンガのダウンパンツが素晴らしい。通常のパンツ(ズボン)の下にダウンパンツを履くと、外の冷気は一切感じない。
防寒というのは、温まる為のものではなく、自身の体温を外に逃がさない為のものなのだ。
雪はいよいよ強まり、夜中の時点で3cmくらい積もった。
楽しみにしていた星空は諦め、テントに入り、酔いに任せて寝た。

2時半、目が覚めた。
テントに雪が当たる音がしないので、ベンチレーターから、外を見る。例の廃墟的な物が見える。結構怖い。空を見ると、星が出ている。
外に出て、星を見る事にした。
天体望遠鏡を車から出し、星を追う。半径50キロ圏内で望遠鏡を覗いているのは私だけではないだろうか。
1時間くらい観測していたら、雪が降り出したので、テントに戻り、再び寝た。

翌朝、起きたら一面雪景色だった。この景色は私のものなのだ。
ソロキャンプ 南蔵王温泉湯々里ミートランドキャンプ場 20131213
自然と遊ぶ。
ソロキャンプは楽しい。


なお、家に帰ると、焚き火臭いと言われました。

12月13日~15日学んだ事:
   ・ソロキャンプはすごくすごく楽しい
   ・タープが欲しい
   ・温泉に入れ
   ・防寒とは体温を逃がさないこと
   ・ブレスサーモは動かないでいると効果があるのか微妙





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