イワタニプリムのガスランタンのIP-2245A-S(以後2245)についてレビューします。
「このアイテムはオススメ出来ない」という、非常にネガティブなレビューなので、嫌な方は読み飛ばして下さい。
レビューといっても、主観なので、ご注意下さい。
前置きでも書いた通り、
このイワタニプリムスのガスランタンの2245は、オススメ出来ません。
その考えに至った経緯を書いていこうと思います。
私は、ソロキャンプをする場合、仰々しい明かりは、逆に邪魔だと考えています。
そして何より、将来的にザックに入る装備のみでソロキャンプをしたく、荷物は最小限にしたいという思いもあります。
その為、ファミリーキャンプで使用していた、コールマンのガソリンランタンはソロキャンプの時に使っていませんでした。
しかし、明かりは必要なので、ヘッドライトと貰い物の100均のミニLEDランタンで凌いでいました。
駄目人間なので、悲しい事に、大層な思いを持っていても、
物が欲しくなりますし、快適に過ごしたいという欲求が出てくる訳です。
コンパクトで、使い勝手の良いランタンないか探しました。
私の持っているストーブは、
イワタニプリムスのP-153なので、使用しているのはいわゆるOD缶のガスです。
ランタンのために別に燃料を持つのも嫌だったので、このOD缶で使用出来るランタンを調べました。
OD缶で使用出来るガスランタンの代表格は、イワタニプリムスの2245のようで、30年間マイナーチェンジとしながら、長く親しまれているアイテムのようでした。
その他にも、スノーピークやEPIのガスランタンも評判がいいようでした。
私は定番品というものに弱いです。
定番品というのは、使用感だとか、パフォーマンスだとか、何かしらの理由があって定番品になる訳です。
定番品を買えば、大きな失敗はしませんし、これまでも、この定番品で装備をそろえて来た経緯もあります。
そうなると、購入対象の選択は、30年間愛されてきたイワタニプリムスの2245になります。
すぐ手に入れて試したかった為、ICI石井スポーツ店で購入しました。
確かに、ランタンにしてはコンパクトだし、見た目も可愛らしい。
ストーブのP-153の品質が素晴らしく、イワタニプリムスのアイテムは大変信頼しているので、役立ってくれる事は間違いないと思いました。
購入した翌日、
ソロキャンプに出かけ、これを試しました。
ハードケースから取り出し、ホヤを外し、マントルを空焼きしました。
空焼きが完了したマントルは少し不恰好でしたが、ホヤをそっと被せ、火を灯してみました。
明るくない。
全然明るくない。
小さなランタンだし、そんなに大きな光は求めていませんでしたが、それでも光が弱すぎるように思う。
前評判では
最大100W程度と書いてあったが、これは20W程度に見える。トイレの電球の方がよっぽど明るい。
マントルの問題かと、2個ほど空焼きをし直して試したが、同じでした。
ガスの問題かと、ガスを換えてみても同じでした。使っているガスも、Tなので問題はないのです。
(下の写真は、夜用に集光しているので、明るく見えます。)
新品でこうなのだから、これは
不良品に違いないと思いました。
購入店に持ち込み、調べて貰う事にしました。購入店では、その場で判断しかねるという事で、イワタニプリムスに送り返し、点検して貰えるという事になりました。
1週間後、帰ってきた回答は、
正常。
つまり、
この2245の実力がこれなのだ。
メーカーからの回答に「掃除しました」という文言があった為、もしや改善しているのではと思い、その後の
グループキャンプで使ってみました。
変わらない光量にガッカリしました。
それは当然の結果でしょう。だって、新品であの状態だったのだから、掃除して改善される訳はありません。
同行していた仲間も、これは20Wだという感想でした。
つまり、これはもう、体感20Wのランタンだという事がはっきりした訳です。
もし、この2245を買おうとしているソロキャンパーが居るならば、私は全力で阻止します。
買わない方がいいです。