2014年06月09日
レビュー:コールマン ルミエールランタン
コールマンのルミエールランタンについてレビューします。
コールマンのルミエールランタンは、OD缶を使用するガスランタンです。
マントルが不要で、ガスを直接燃やすという、ランタンというよりも、キャンドルやランプに近いアイテムです。
光量はありませんが、とても雰囲気のあるランタンです。
これは、ガスランタンでサイズがやや嵩張りますので、私はキャンプ場でキャンプする時にだけ使用しています。
購入経緯です。
プリムスの2245ランタンの購入失敗があった事もあり、別のランタンを探していました。自分のソロキャンプでは光の強いランタンは必要ない、などと偉そうな事を言って置きながら、カタログ通りの光量が得られなかった為、2245を見放したのです。
新たなランタンを求めたのは、この2245の失敗でむしゃくしゃしており、その反動で、という動機の方が大きいかも知れません。
使っているストーブの燃料がOD缶ですので、ランタンも同じくOD缶の物を、と目星をつけていました。それともう一つの観点として、マントルを使わないものがないか、というものがありました。
2245の失敗時、散々マントルを付けては捨ててを繰り返し、結構そのコストが馬鹿にならなかったからです。
マントル不要となると、2タイプのみでした。
SOTOのメタルランタンという、消耗性のある金属部がマントルの役割になり、光に関しては一般的なランタンと同じ特長を持つものと、コールマンのルミエールランタンという、マントルという概念すらない、ガスに直接火を灯す、キャンドルの様なものでした。
そもそもSOTOのメタルランタンはCB缶(家庭用のカセットボンベと同じタイプ)用ですので、OD缶で使おうとなると、変換機が必要となります。
機能としては、SOTOのメタルランタンも良さそうだとも思いましたが、後者のルミエールランタンに惹かれました。
ルミエールランタンの、そのコンセプトも気に入りました。
商品仕様としては光量は捨て、ゆらゆらと揺れる火で雰囲気を出すようになっています。
ムードのあるキャンプと全く無縁の私ですが、ムードがあっていいランタンだな、などと思ったのです。実に気持ちが悪いですね。
そして、250gのOD缶で38時間燃焼と、燃料持ちもすこぶる良いのもポイントでした。
手元に届きました。
ルミエールランタンは頑丈なプラスチックケースに入っており、持ち運びでグローブ(外側のガラス)が直ぐ割れてしまうという事もないようでした。
サイズも体高18cm程度で、大きさも悪くありません。
機能としても、ガスの調整のつまみが付いているだけで、実にシンプルです。
実際に使ってみました。
プラスチックケースからの取出しが、ややしづらいようです。ロックがかかる部分がなかなか外れず、爪でグイと引っ掛けて力を入れる必要があります。
ランタン本体をガス缶にセットし、火を点けます。
火は、チャッカマンの様な口が長いものであれば、上部から突っ込んで点けても良いかも知れませんが、通常は、グローブの下の隙間から点けます。
つまみを開放してガスを出して直ぐに火を点けようとしても点きません。まずは、グローブの中にガスが満ちるのを待つ必要があるようです。
頃合を見て、グローブの隙間から、ライターの火を近づけると、中のガスに引火します。火は、ガスの出力口に灯ります。
火の大きさ調節は、丸いつまみの他、先ほどライターで火をつけたグローブの下の穴にある、金属の扁平のつまみを左右に動かす事でも行えます。
最大までガスを出せば、大きな火が立ち上がりますので、意外と明るいです。
このルミエールランタンの良い所と悪い所です。
良い所は、言わずもがな、とても雰囲気がある事です。
無骨で孤独なソロキャンプが少し豊かな気分になれます。
また、前述の通り、燃料の持ちが良いので、残りを気にする事はありませんし、中途半端なガスが残って使い道に困るようなガス缶をこれに使うという事にも向いているのではないでしょうか。
悪い所は、このルミエールランタンの光が他の光に負ける事です。
例えば、焚き火をしていたりすると、焚き火の炎の光の方が強い為、このランタンの一筋の火は完全に負けてしまいます。
LEDランタンにすら負けます。
わいわいとした状況で使っても、ランタンの存在自体がかき消されてしまうでしょう。
このランタンは、焚き火が熾きになってじんわりとした光を出す中、テントに入る前にゆっくりとしている時に使うのが最適だと感じます。
こうしてレビューしていると、余り良くないのではないかと思われそうですが、私は買って良かったと思っています。
このランタンの良さを理解してソロキャンプで使えば、より己の内面に入っていけるのではないかと思います。
快適だとか、便利だとかいう目的のランタンではありません。
こんな明かりの中、お酒を飲んだら素敵だと思いませんか。
Coleman(コールマン) ルミエールランタン
コールマンのルミエールランタンは、OD缶を使用するガスランタンです。
マントルが不要で、ガスを直接燃やすという、ランタンというよりも、キャンドルやランプに近いアイテムです。
光量はありませんが、とても雰囲気のあるランタンです。
これは、ガスランタンでサイズがやや嵩張りますので、私はキャンプ場でキャンプする時にだけ使用しています。
購入経緯です。
プリムスの2245ランタンの購入失敗があった事もあり、別のランタンを探していました。自分のソロキャンプでは光の強いランタンは必要ない、などと偉そうな事を言って置きながら、カタログ通りの光量が得られなかった為、2245を見放したのです。
新たなランタンを求めたのは、この2245の失敗でむしゃくしゃしており、その反動で、という動機の方が大きいかも知れません。
使っているストーブの燃料がOD缶ですので、ランタンも同じくOD缶の物を、と目星をつけていました。それともう一つの観点として、マントルを使わないものがないか、というものがありました。
2245の失敗時、散々マントルを付けては捨ててを繰り返し、結構そのコストが馬鹿にならなかったからです。
マントル不要となると、2タイプのみでした。
SOTOのメタルランタンという、消耗性のある金属部がマントルの役割になり、光に関しては一般的なランタンと同じ特長を持つものと、コールマンのルミエールランタンという、マントルという概念すらない、ガスに直接火を灯す、キャンドルの様なものでした。
そもそもSOTOのメタルランタンはCB缶(家庭用のカセットボンベと同じタイプ)用ですので、OD缶で使おうとなると、変換機が必要となります。
機能としては、SOTOのメタルランタンも良さそうだとも思いましたが、後者のルミエールランタンに惹かれました。
ルミエールランタンの、そのコンセプトも気に入りました。
商品仕様としては光量は捨て、ゆらゆらと揺れる火で雰囲気を出すようになっています。
ムードのあるキャンプと全く無縁の私ですが、ムードがあっていいランタンだな、などと思ったのです。実に気持ちが悪いですね。
そして、250gのOD缶で38時間燃焼と、燃料持ちもすこぶる良いのもポイントでした。
手元に届きました。
ルミエールランタンは頑丈なプラスチックケースに入っており、持ち運びでグローブ(外側のガラス)が直ぐ割れてしまうという事もないようでした。
サイズも体高18cm程度で、大きさも悪くありません。
機能としても、ガスの調整のつまみが付いているだけで、実にシンプルです。
実際に使ってみました。
プラスチックケースからの取出しが、ややしづらいようです。ロックがかかる部分がなかなか外れず、爪でグイと引っ掛けて力を入れる必要があります。
ランタン本体をガス缶にセットし、火を点けます。
火は、チャッカマンの様な口が長いものであれば、上部から突っ込んで点けても良いかも知れませんが、通常は、グローブの下の隙間から点けます。
つまみを開放してガスを出して直ぐに火を点けようとしても点きません。まずは、グローブの中にガスが満ちるのを待つ必要があるようです。
頃合を見て、グローブの隙間から、ライターの火を近づけると、中のガスに引火します。火は、ガスの出力口に灯ります。
火の大きさ調節は、丸いつまみの他、先ほどライターで火をつけたグローブの下の穴にある、金属の扁平のつまみを左右に動かす事でも行えます。
最大までガスを出せば、大きな火が立ち上がりますので、意外と明るいです。
このルミエールランタンの良い所と悪い所です。
良い所は、言わずもがな、とても雰囲気がある事です。
無骨で孤独なソロキャンプが少し豊かな気分になれます。
また、前述の通り、燃料の持ちが良いので、残りを気にする事はありませんし、中途半端なガスが残って使い道に困るようなガス缶をこれに使うという事にも向いているのではないでしょうか。
悪い所は、このルミエールランタンの光が他の光に負ける事です。
例えば、焚き火をしていたりすると、焚き火の炎の光の方が強い為、このランタンの一筋の火は完全に負けてしまいます。
LEDランタンにすら負けます。
わいわいとした状況で使っても、ランタンの存在自体がかき消されてしまうでしょう。
このランタンは、焚き火が熾きになってじんわりとした光を出す中、テントに入る前にゆっくりとしている時に使うのが最適だと感じます。
こうしてレビューしていると、余り良くないのではないかと思われそうですが、私は買って良かったと思っています。
このランタンの良さを理解してソロキャンプで使えば、より己の内面に入っていけるのではないかと思います。
快適だとか、便利だとかいう目的のランタンではありません。
こんな明かりの中、お酒を飲んだら素敵だと思いませんか。
Coleman(コールマン) ルミエールランタン
Posted by at 13:24│Comments(2)
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この記事へのコメント
お疲れ様です!
物欲を抑えるのに困ります。
欲しくなりました(笑)
物欲を抑えるのに困ります。
欲しくなりました(笑)
Posted by tomokazu19761218 at 2014年06月11日 16:44
tomokazu19761218さん。こんにちは。
私は実に物欲に従順な人間です。
欲に忠実だという事は、自然の摂理に従って生きているだけなのです。
だから物欲を開放しまsh・・・げほげほ。
私は実に物欲に従順な人間です。
欲に忠実だという事は、自然の摂理に従って生きているだけなのです。
だから物欲を開放しまsh・・・げほげほ。
Posted by saltpine at 2014年06月12日 20:14
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