2014年08月30日
レビュー:モンベル コンプレッションスタッフバッグM
モンベルのコンプレッションスタッフバッグMをレビューします。
コンプレッションバッグとは、シュラフなどの空気を含んだ大きいアイテムを圧縮し、容積を小さくする為の道具です。
圧縮する理由は、いくらかでも容積を節約出来れば、ザックにより多くの物を入れる事が出来るからです。勿論、多くの道具を持って歩くのはいい事ではありませんが、現状の道具を小さく出来るという事はザックを買い換えずに装備強化出来る事でもあるのです。
特に冬期は、シュラフのサイズも大きくなり、防寒着も増えます。それらの殆どは、空気を内に含む事によって中の熱を外に熱を逃がさないという機能です。
しかし、使わない時、持ち運ぶ時は、この空気が邪魔なのです。スペースだけ取る空気を持ち運ぶというのは、全く意味が無い事です。
通常、アイテムに付属しているスタッフバッグは、かなり余裕を持った設計になっています。その余剰分の空間、つまり空気が無駄なのです。
空気で膨らまないように圧縮し、より効率よくザックの空間を確保するのが、このコンプレッションバッグです。
購入経緯です。
私の使用しているシュラフは、モンベルのスパイラルダウンハガー#0(現在の名称はアルパインダウンハガー650)なのですが、ダウンシュラフのくせに非常に大きいです。65Lのザックに入れると、その四分の一のスペースがこのシュラフに占領されている状態になります。はっきり言って大きすぎるのです。
もっと良いシュラフを買えば、サイズの小さいスタッフバッグに入るでしょうが、安さと暖かさ重視で選んだので、収納時の大きさは目をつぶっていました。それでも、何とか小さくして持ち運べないかと考えたのです。
シュラフや防寒着を圧縮する為の道具があるというのは、知っていました。
それには2種類あって、シュラフの頭とお尻に蓋状の帽子を被せ、上下から圧縮するタイプと、スタッフバッグそのものを締め上げて圧縮するというものでした。
私のいつも参考にしているサイト(しつこいようですが、大変信頼出来るサイトです)では、断然バッグタイプだと書かれていました。理由は、片付けのしやすさというのが大きいようです。
私は、シュラフだけではなく、他の防寒着も一緒に入れて使えそうな点が良さそうだと感じました。
寝具周りは、このサイトを参考にしていて間違いなかった事もあって、そのまま信じてモンベルのコンプレッションスタッフバッグMを購入しました。
早速試してみました。
結構大き目のスタッフバッグです。圧縮前はかなり物が入りそうな印象です。
上下にドローコードがついていて、片面に圧縮作業の際に使うコンプレッションコードが3本付いています。
これに、スパイラルダウンハガー#0を入れてみます。
シュラフと並べてみると、悠々入ってくれそうなのが解ります。
シュラフをコンプレッションスタッフバッグに入れてみます。
圧縮前は、フワフワに空気を含んだシュラフもすっぽり入ってくれます。確かに、これは撤収前の片付けが楽になりそうです。
上下のドローコードを引っ張って締めます。
この時、引き絞ったコードが戻らないように、つまみのロックを忘れないようにしましょう。
この状態では、まだパンパンに空気を含んでいます。
ここから、腹部に3本付いているコンプレッションコードを使って、圧縮してきます。
膝などでグイグイ押しながら空気を抜き、コンプレッションコードをジワジワと締めていきます。少しずつ中の空気が抜け、引き締まっていくのが解ります。
圧縮が完了しました。
初使用なので、手加減して圧縮しましたが、もっとグイグイと引き締めれば、もっと圧縮出来たと思います。
圧縮した状態は、小さくなったというよりは細くなった、という印象です。体高には変化はありませんが、確かに細くなりました。
なるほど、キャップ型の上下から圧縮する物は上下に小さくなり、バッグ型のこれは細く圧縮されるようです。
ザックに物をパッキングする場合、スタッフバッグは縦にして並べて詰め込んでいくのがセオリーです。つまり、細く圧縮されるという事は、パッキングしやすい様にスペースを確保出来た事になる、と言えるでしょう。
ザック一つでキャンプをしたり、登山をする場合、荷物を軽く小さくするというのは、非常に大きな課題です。
道具というのは高いものです。改善したくとも、なかなか買い換える事は出来ません。
しかし、その小さくしたいという課題に対して、現状のアイテムを買い換えずに改善する事が出来るのが、このコンプレッションスタッフバッグです。
そしてシュラフのみならず、防寒着も一緒にコンプレッションスタッフバッグに入れて圧縮出来るので、1つで2度美味しいアイテムだと言えるのではないでしょうか。
モンベルのコンプレッションスタッフバッグM、荷物をもっと小さくしたい人にオススメです。これはなかなかいい道具ですよ!
コンプレッションバッグとは、シュラフなどの空気を含んだ大きいアイテムを圧縮し、容積を小さくする為の道具です。
圧縮する理由は、いくらかでも容積を節約出来れば、ザックにより多くの物を入れる事が出来るからです。勿論、多くの道具を持って歩くのはいい事ではありませんが、現状の道具を小さく出来るという事はザックを買い換えずに装備強化出来る事でもあるのです。
特に冬期は、シュラフのサイズも大きくなり、防寒着も増えます。それらの殆どは、空気を内に含む事によって中の熱を外に熱を逃がさないという機能です。
しかし、使わない時、持ち運ぶ時は、この空気が邪魔なのです。スペースだけ取る空気を持ち運ぶというのは、全く意味が無い事です。
通常、アイテムに付属しているスタッフバッグは、かなり余裕を持った設計になっています。その余剰分の空間、つまり空気が無駄なのです。
空気で膨らまないように圧縮し、より効率よくザックの空間を確保するのが、このコンプレッションバッグです。
購入経緯です。
私の使用しているシュラフは、モンベルのスパイラルダウンハガー#0(現在の名称はアルパインダウンハガー650)なのですが、ダウンシュラフのくせに非常に大きいです。65Lのザックに入れると、その四分の一のスペースがこのシュラフに占領されている状態になります。はっきり言って大きすぎるのです。
もっと良いシュラフを買えば、サイズの小さいスタッフバッグに入るでしょうが、安さと暖かさ重視で選んだので、収納時の大きさは目をつぶっていました。それでも、何とか小さくして持ち運べないかと考えたのです。
シュラフや防寒着を圧縮する為の道具があるというのは、知っていました。
それには2種類あって、シュラフの頭とお尻に蓋状の帽子を被せ、上下から圧縮するタイプと、スタッフバッグそのものを締め上げて圧縮するというものでした。
私のいつも参考にしているサイト(しつこいようですが、大変信頼出来るサイトです)では、断然バッグタイプだと書かれていました。理由は、片付けのしやすさというのが大きいようです。
私は、シュラフだけではなく、他の防寒着も一緒に入れて使えそうな点が良さそうだと感じました。
寝具周りは、このサイトを参考にしていて間違いなかった事もあって、そのまま信じてモンベルのコンプレッションスタッフバッグMを購入しました。
早速試してみました。
結構大き目のスタッフバッグです。圧縮前はかなり物が入りそうな印象です。
上下にドローコードがついていて、片面に圧縮作業の際に使うコンプレッションコードが3本付いています。
これに、スパイラルダウンハガー#0を入れてみます。
シュラフと並べてみると、悠々入ってくれそうなのが解ります。
シュラフをコンプレッションスタッフバッグに入れてみます。
圧縮前は、フワフワに空気を含んだシュラフもすっぽり入ってくれます。確かに、これは撤収前の片付けが楽になりそうです。
上下のドローコードを引っ張って締めます。
この時、引き絞ったコードが戻らないように、つまみのロックを忘れないようにしましょう。
この状態では、まだパンパンに空気を含んでいます。
ここから、腹部に3本付いているコンプレッションコードを使って、圧縮してきます。
膝などでグイグイ押しながら空気を抜き、コンプレッションコードをジワジワと締めていきます。少しずつ中の空気が抜け、引き締まっていくのが解ります。
圧縮が完了しました。
初使用なので、手加減して圧縮しましたが、もっとグイグイと引き締めれば、もっと圧縮出来たと思います。
圧縮した状態は、小さくなったというよりは細くなった、という印象です。体高には変化はありませんが、確かに細くなりました。
なるほど、キャップ型の上下から圧縮する物は上下に小さくなり、バッグ型のこれは細く圧縮されるようです。
ザックに物をパッキングする場合、スタッフバッグは縦にして並べて詰め込んでいくのがセオリーです。つまり、細く圧縮されるという事は、パッキングしやすい様にスペースを確保出来た事になる、と言えるでしょう。
ザック一つでキャンプをしたり、登山をする場合、荷物を軽く小さくするというのは、非常に大きな課題です。
道具というのは高いものです。改善したくとも、なかなか買い換える事は出来ません。
しかし、その小さくしたいという課題に対して、現状のアイテムを買い換えずに改善する事が出来るのが、このコンプレッションスタッフバッグです。
そしてシュラフのみならず、防寒着も一緒にコンプレッションスタッフバッグに入れて圧縮出来るので、1つで2度美味しいアイテムだと言えるのではないでしょうか。
モンベルのコンプレッションスタッフバッグM、荷物をもっと小さくしたい人にオススメです。これはなかなかいい道具ですよ!
Posted by at 12:00│Comments(2)
│レビュー
この記事へのコメント
はじめまして。
同じく仙台市に住むayuと申します。
突然のコメントすみません。
ソロキャンと山遊びのスタイルが私好みだったので思わずコメントしてしまいました。
もしよければ,お気に入り登録させてください。
同じく仙台市に住むayuと申します。
突然のコメントすみません。
ソロキャンと山遊びのスタイルが私好みだったので思わずコメントしてしまいました。
もしよければ,お気に入り登録させてください。
Posted by ayu at 2014年08月30日 17:19
ayuさん。こんにちは。初めまして。
ayuさんのブログを拝見しました。
山デビューが雪山とはすごいですね。
夏の泉ヶ岳の初心者コースでヒイヒイ言わされた私からすると、何かもう雲の上の人です。
今後とも、どうぞよろしくお願いしますね!
ayuさんのブログを拝見しました。
山デビューが雪山とはすごいですね。
夏の泉ヶ岳の初心者コースでヒイヒイ言わされた私からすると、何かもう雲の上の人です。
今後とも、どうぞよろしくお願いしますね!
Posted by saltpine at 2014年08月31日 00:23
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