ナチュログ管理画面 ソロキャンプ ソロキャンプ 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2014年07月21日

焚き火の薪

キャンプに行く時に、どうしようか、いつも悩む事がある。
焚き火用の薪をどうするかだ。
焚き火の薪

薪の入手方法はいくつかある。

買う
特殊な環境でない限り、一般的なキャンパーは、薪を買って行かざるを得ない。
この、薪を買うという事が、とても勿体無いと思わせるし、買う行為自体も面倒臭い。
ホームセンターに行けば、だいたい、薪が一束で、500円程度で売っている。他にも、キャンプ場で売っている場合もあり、これも500円といった所だろうか。
たった500円なのだが、ただ一晩燃やすだけのものにお金を出すのが、何か、馬鹿らしさの様なものを感じさせるのだ。
そして、購入するに当たって、もう一つ困った事は、薪の種類が選べない事だ。
杉の薪の場合、火付きが良いものの、燃え尽きるのがやたらと早い。その一方、広葉樹の薪は硬く締まっていて、火付きが恐ろしく悪いものの、非常に火持ちが良い。この杉と広葉樹がミックスになっているものがベストなのだが、大抵は片方の種類だ。
杉は火が点いてしまえば、薪の残量さえ気をつければ良いが、ゴツゴツゴリゴリの広葉樹だけの薪の場合、火を点けるのに一苦労したりするので、私は少し苦手だ(私が下手なだけかもしれないが)。
キャンプでの焚き火というのは楽しくて、私にとっては、焚き火の楽しみが無くなったらキャンプの楽しみが半減どころか、無くなってしまうに等しい。だから、多少無駄だと思っていても、買ってしまうのだ。
焚き火の薪

貰う
廃材や端材を貰ったりする事だ。
これは、何かしらの「ツテ」が無いと、何ともならない。勇気のある人であれば、造園業者や建築現場に直接行って貰う交渉を出来るのだろうけれど、小心者の私には、どうも出来ない。
そして、貰ってきたものを薪として使うために、斧や鉈で割ったり、のこぎりで切ったりして、使える形に調整するそうだ。
捨てる筈だったものを貰い、それを燃やしてある意味処分するのだから、人間社会から得る薪としては、一番理にかなっていると思う。勿論、自然への負担という意味でも。

拾う
流木や倒木などの薪になる木を拾う事だ。
個人的な意見だが、この拾った薪で焚き火する事こそ、焚き火の醍醐味だと思う。
しかし、整備されたキャンプ場でキャンプする場合、こうした流木というのは、ほぼ手に入らない。キャンプ場でも、折れた枝などを拾って薪にする事は出来るだろうが、薪としては細かったり、生木だったりする事が多いので、適さない。
こうした流木は、自然の中に入って行き、キャンプ場でない場所でキャンプする時でしか、中々得ることが出来ないだろう。
河原や渓流で流木を集めるというのは非常に容易い。30分もあれば、山のように薪を集める事が出来る。その薪集めが結構楽しいのだ。夢中になって集めていると、気づけば山のようになっている。
そして流木は、乾いているものであれば非常に火が点き易いので、扱い易い。
拾い集めるものなので、中には湿ったものもあるだろうが、一度火が大きくなってしさえすれば、多少湿っていても薪として十分機能する。むしろ、多少湿っていた方が、ゆっくり燃えてくれる分、薪の持ちが良かったりする。
ただ、自然から得るものなので、天候によっては乾いたものが見つからない事もあるだろう。完全に湿ってしまっていては、火を点けるのはとても難しい。自然を相手にするというのは、そういう事だ。
焚き火の薪


薪がなければ、焚き火を出来ず、楽しいキャンプの夜は過ごせない。
焚き火で調理をしようと考えていたのであれば、調理だって出来なくなる。
突き詰めてしまえば、薪が無ければ、キャンプは楽しめないのである。
私としては、流木を使ったワイルド焚き火が好きだが、キャンプ場でののんびりキャンプも捨てがたいので、悩ましい。
薪が無料のキャンプ場があるそうだが、キャンパーの心が解っている、何とも粋なキャンプ場だ。
それにしても、一般的なキャンパーで薪に困らない人(悩まない人)は、居るのだろうか。
キャンパーの薪事情、気になる所だ。




タグ :雑記

同じカテゴリー(雑記)の記事画像
ダウン製品の穴を修理
登山とダイエット
ブユ(ブヨ)に噛まれたら(刺されたら) その2
装備表を載せている理由
雑誌に載りました
アイゼン・ピッケル講習会まとめ
同じカテゴリー(雑記)の記事
 ダウン製品の穴を修理 (2015-12-25 20:03)
 登山とダイエット (2015-07-13 17:43)
 ブユ(ブヨ)に噛まれたら(刺されたら) その2 (2015-04-28 13:09)
 装備表を載せている理由 (2015-04-22 11:47)
 雑誌に載りました (2015-04-17 13:35)
 アイゼン・ピッケル講習会まとめ (2015-01-27 15:06)

この記事へのコメント
こんにちは。

確かに焚き火無しのキャンプは楽しみ半減ですよね!
夏場は焚き火の出番があまり無いので…。

薪が無料のキャンプ場、近場にもあります。
ただし、そこの薪場はとても硬いただの倒木が無造作に集められているだけという感じで、ノコか鉈等で小さくしないと使い物にならないです。

その倒木を見ると、あまりの硬さに断念した跡がいくつもありました。

話は変わりますが、先日のキャンプで虫除け対策にメッシュのウェアなるものを導入してみました。
メッシュのズボンと腕カバー。
長袖長ズボンは厳しいけど、メッシュだから暑さは気になりませんでした。
さすがに顔まではしませんでしたが…(^_^;)
なかなかいいです!
ただし、見た目は…(´Д`)
Posted by r_islandr_island at 2014年07月23日 09:00
ものすごく同感です。
私も焚き火は大好きなのですが、「燃やすために買う」というのが
いつもちょっと引っかかるのです。
Posted by otooto at 2014年07月23日 13:56
楽しみ半減に更に1票です!
10度をきらないと焚き火スイッチが入らないタイプなので、
夏のキャンプは何かが足りないです。

燃やすものにお金を払うのか・・・って悩むこと良くあります。
道の駅やお安くて良質な薪を売ってくれる場所のチェックしたり、
道すがら道端に落ちてる枝を拾ってみたり、
色々なことをやってました。

今年の冬は、なじみの製材所さんで
缶コーヒー&お茶菓子と物々交換で廃棄する木っ端を頂いてました。
ジムニー空っぽにしていってパンパンに木っ端積載のお値段が缶コーヒー2本とおせんべい2袋でした。w
Posted by らばらば at 2014年07月24日 19:49
r_islandさん。
私なら、デカいまんま燃やしてしまいたくなります!

虫除けメッシュいいですね!
前回のキャンプで、顔を10箇所も蚊にさされました(笑)
Posted by saltpinesaltpine at 2014年08月03日 10:46
otoさん。こんにちは。

かと言って、キャンプ場の中で枝を拾うのも恥ずかしいですしね。
買っちゃいます。ええ。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年08月03日 10:48
らばさん。こんにちは。

逞しい行動力!
山道走っていると、薪に良さそうな木の枝が良く落ちているので、つい拾いたくなるのを我慢していました。
拾っちゃおうかな・・・。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年08月03日 10:50
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
焚き火の薪
    コメント(6)