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2014年04月27日

レビュー:スパイラルダウンハガー#0 + リッジレストソーライト + ゴアテックスシュラフカバーウルトラライトワイド

4月下旬に冬用の道具をレビューするには、かなり手遅れ感がありますが、来期に向けてと考えれば何とでもなるので、私の使用している冬用の寝具一式をレビューしたいと思います。
相変わらず主観入りまくりな上、長いです。ご容赦下さい。

今回レビューするのは、モンベルのスパイラルダウンハガー#0と、サーマレストのリッジレストソーライトレギュラーと、イスカのゴアテックスシュラフカバーウルトラライトワイドです。
私にとっては、この3点でセットなので、一緒にレビューします。

評価と言うよりは購入経緯と感想です。
レビュー:スパイラルダウンハガー#0 + リッジレストソーライト + ゴアテックスシュラフカバーウルトラライトワイド

初めに申し上げておくと、この3点セットは受け売りです。言い方を悪くすると、パクっています。
シュラフやマットを購入するに当たって参考にした、以下のサイトの通り購入しました。
冬用のシュラフ、マット、シュラフがバーについて検討している場合は、私の記事ではなく、以下のサイトを読んで下さい。記事の信頼度も高く、非常に参考になります。

参考にしたサイト:寝袋・シュラフのプロが教える『失敗しない選び方・使い方』
           http://outdoor.rash.jp/
           http://outdoor.rash.jp/sleepingbag/yukiyama.html
           http://outdoor.rash.jp/archives/cat17/cat358/
           http://outdoor.rash.jp/sleepingbag/010-030.html


さて、私にとっては3点セットではありますが、それぞれの使用感について書いていこうと思います。
レビュー:スパイラルダウンハガー#0 + リッジレストソーライト + ゴアテックスシュラフカバーウルトラライトワイド

モンベル スパイラルダウンハガー#0
シュラフです。
私はソロキャンプを始めた当初、シュラフの使用温度の事を理解しておらず、11月下旬にキャンプしようとしたにも関わらず、モンベルのスパイラルダウンハガー#5を購入して使用しました。
私の住む宮城県の11月下旬の夜は、そろそろ氷点下になるかどうかという気温です。
#5のカタログ上の限界温度はマイナス2℃なので、何とかなると思い込んでいましたが、初めてのソロキャンプなのに異常に寒くて眠れず、苦しんだ経験をしています。(事前に調べない私が馬鹿なのですが)

寒い思いだけは2度と嫌なので、同モンベルのスパイラルダウンハガー#0を購入しました。
購入に当たっては、#1と#0で悩みました。
雪山登山する訳でもないのに限界温度マイナス31℃では、明らかにオーバースペックです。一方の#1も限界温度がマイナス22℃なので、同じくオーバースペックです。

#5の購入経験から、この限界温度に騙されてはならないと考えていました。
この限界温度は厄介な数字で、これを信用するとまず失敗します。しかし、最近はこうした数字を出さないメーカーも出していない傾向があるようで、それはそれで判断基準がなく困りものです。
話が逸れました。

寒さに苦しむくらいなら暖かい方を、というただそれだけの理由で#0を選びました。
防寒に関しては、大は小を兼ねます。#1を買っていればどうなったか、という事は計りかねますが、実際#0で寒さで困るような事はありませんでした。
購入資金が大きく立ちはだかる問題ではありますが、購入に当たって「これかな」と思ったものよりも、1段スペックの高い物を選ぶと失敗しない様に思います。

モンベルのダウンシュラフの生地のラインナップとして、スーパースパイラルダウンハガーとスパイラルダウンハガーがあります。
いずれの特長としても、生地がストレッチする事で窮屈感がない、というものです。何がスーパーかというと、スーパーの方が良く生地が伸びます。テントの中でシュラフに包まって、長時間くつろいだりする方は、より伸びる生地の方がいい訳です。
これも上記サイトを参考にした事ですが、シュラフカバーを使った場合、生地の伸縮が良くても、可動範囲はシュラフカバーに左右されます。
購入当時はシュラフカバーを買うかどうか決めていませんでしたが、記事に倣い、そのような購入判断としました。

生地の伸縮の他、ダウンの質が高いウルトラライト用も準備されています。
ダウンの質は、少ないダウンでどれくらいの空気を抱え込む事が出来るかです。これをフィルパワーと言うそうです。ダウンにもランクがあるのです。
私は金銭的な問題から、ウルトラライトでない方を選択しました。

シュラフに求められるものとは何でしょうか。私は寒さを感じずに快適に眠れるかどうかだと思います。
そういう意味では、このスパイラルダウンハガー#0は並みの冬キャンプであれば、文句の付けようがなく暖かく眠れます。
こんな山奥の野営でも余裕でした。
レビュー:スパイラルダウンハガー#0 + リッジレストソーライト + ゴアテックスシュラフカバーウルトラライトワイド
私はマイナス10℃ちょっとの冬キャンプしか経験していませんが、この#0はまだまだ余力があるように思います。

厳冬の冬山登山に使えるようにと設計されているシュラフを、軟弱キャンパーが評価するには難しいものがありますが、色々なシチュエーションで冬キャンプを楽しみたいと考えるなら、このモンベルのスパイラルダウンハガー#0を購入すれば間違いないのではないかと思います。
オススメです!しかも厳冬期用としては安い!

なお、購入当時は、スパイラルダウンハガーやスーパースパイラルダウンハガー、ウルトラライトのような区別がありましたが、2014年春現在、かなり名称の変更があります。
現在は、フィルパワー基準で900・800・650の区分け、アルパイン(旧スパイラル)と付加名なし(スーパースパイラル)の生地の伸縮の区分けがなされているようです。
ウーン、これは解りにくいよなぁ。


サーマレスト リッジレストソーライト
スリーピングマットです。
今更私が書くような事ではありませんが、寝る時は下側に体重がかかり、ダウンの空気層が潰れます。ダウンの空気層が潰れるという事は、地面からの冷えが伝わりやすくなります。
これはシュラフが高性能であっても、どうしようもありませんし、冬だろうが夏だろうが一緒です。
だからこそ、冬は特にこの地面からの冷えをどうするか対策しなければなりません。
そういう意味では、シュラフと同等に気を使わねばならない装備です。

私はモンベルのU.L.コンフォートシステムパッド150というエアマットを持っていますが、一度雪中キャンプで使用して、やや地面からの冷えを覚えました。
その冷えは絶望的な冷えではありませんでしたが、初冬で感じた冷えでしたので、対策の必要性を感じました。
更に性能の高いエアマットを、とも考えましたが、エアマットはコンパクトで素晴らしい一方で値が張ります。私は貧乏なのです。

安価なマットと言えば銀マットです。
かなり乱暴に言うと、この銀マットの進化版がクローズドセルのマットです。
スリーピングマットと言えば、サーマレストがド定番で、その中でクローズドセルならば、このリッジレストかZライトです。
マットの断熱性の基準として、R値というのが用いられていますが、Zライトの上位モデルのZライトソルでR値2.6、リッジレストの上位モデルのソーライトでR値2.8でした。
リッジレストには、登山でないキャンプ向けにリッジレストソーラーを出しており、このR値は3.5なので凄いのですが、厚さ2cmなので、持ち運びを考えると選択肢からは除外しました。
そうなると、リッジレストソーライトの勝ちなので、こちらを選びました。
最終的には、レビューもクソもない理由ですが、前述のサイトのオススメだからという理由が決め手で購入しました。

リッジレストソーライトが手元に来ての第一印象は「でかい」です。これがクローズドセルのデメリットなので覚悟はしていましたが、やはりでかかった。
しかし、購入目的はサイズではなく、暖かいかどうかでした。
使ってみると、地面からの冷えは一切感じませんでした。たったこれだけで、こうも違うのかと思うくらいです。
大きさにさえ目をつぶれば、性能としては最強だと思います。
冬のクローズドセルのマットは、サーマレストのリッジレストソーライトを選べば間違いありません。

ちなみに、ザックに外付けすると、以下の様になります。
ハウツー本を読むと、ザックにはなるべく外付けしないようにと書いてありますが、リッジレストは外付けしないと運ぶのは無理です。
登山をするならまだしも、目的はキャンプなのですから融通無碍です。参考にはしますが、セオリーにとらわれない様にしています。
レビュー:スパイラルダウンハガー#0 + リッジレストソーライト + ゴアテックスシュラフカバーウルトラライトワイド


イスカ ゴアテックスシュラフカバーウルトラライト ワイド
シュラフカバーです。
問題は、キャンプごときでシュラフカバーが本当に必要なのかどうかです。
軟弱者のにわかソロキャンパーの経験上という前提でこれを聞いて下さい。
最初に申し上げておきますが、キャンプごときでシュラフカバーは不要!

シュラフカバーの役割は何でしょうか。
濡れに弱いダウンシュラフを水から守る為です。
テント内部の結露は避けられない問題ですが、その結露の水分がシュラフにしみこんで発生するロフトダウンを防ぐ為の道具がシュラフカバーな訳です。
テント内部で煮炊きした水蒸気が結露となって凍り、それがシュラフにくっつきます。再びストーブなどを使う事でそれが水に戻り、シュラフを濡らすのです。
この濡れによるロフトダウン問題は、連泊する場合に特に表面化するようです。
雪山登山であれば、これは本当に死活問題なのでしょう。

しかし、厳冬の雪山登山をするならまだしも、キャンプ場での雪中キャンプや里山での雪中野宿であれば、結露でシュラフがちょぴっと濡れたからといっても、死にはしません。
しかも雪中キャンプで、連泊する人がどれだけ居るでしょうか。
そして、テント内部で煮炊きしなければならない様な超過酷な厳冬期に、そして結露がビシビシ凍るような環境で、狭いテントにこもってキャンプする人はどれだけ居るでしょうか。
そんな極限状態のソロキャンプ・・・私はむしろやってみたいですが、普通に考えればなかなか当てはまらないでしょう。

さて、必要かどうかは別にして、使ってみてどうかというと、シュラフカバーは便利です。
使用前は結露でシュラフの表面が濡れたり湿っているのがどうしても気になっていましたが、シュラフカバーを使う事でその心配から開放されるので、精神衛生上とても良いです。
それに、使うと使わないでは、暖かさも違います。
シュラフのモコモコの空間の隙間とシュラフカバーの間に、更に空気の層が出来ていると考えれば、当然でしょう。
そして、まくらもシュラフとシュラフカバーの間に入れることによって固定されます。これが結構気に入りました。

便利かどうかというと、便利です。
買ってよかったかと言うと、買ってよかったです。
オススメ出来るかと言うと、オススメ出来ます。
しかし、私を含めて一般的なキャンパーにとって必要かどうかというと、不要です。


キャンプなんて趣味ですし、便利な道具を使うのも楽しみの一つです。
少なくとも使っている本人は、一丁前にも冬の過酷な環境と戦っている気持ちになれます。
シュラフカバーは好きにすればいいと思います。(投げやりでゴメンナサイ。)
レビュー:スパイラルダウンハガー#0 + リッジレストソーライト + ゴアテックスシュラフカバーウルトラライトワイド



THERMAREST(サーマレスト) RidgeRest SOLite リッジレスト(ソーライト)
THERMAREST(サーマレスト) RidgeRest SOLite リッジレスト(ソーライト)





イスカ(ISUKA) ゴアテックスシュラフカバーULワイド
イスカ(ISUKA) ゴアテックスシュラフカバーULワイド





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この記事へのコメント
はじめまして。
投げやりなレビューw
でも、気持ちが伝わってくるようで面白いです。
Posted by kenboomyg at 2014年07月10日 13:01
kenboomygさん。こんにちは。はじめまして。
検索してやってくる方には申し訳なく思っているのですが、私のレビューは、いつもこんな適当なんです(笑)
これでは参考にならないだろうなぁ、と思いつつ、キーボードを叩いています。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年07月11日 07:51
どもども
オリジナリティがあって、これでこそ面白いですよw
Posted by kenboomyg at 2014年07月11日 08:23
kenboomygさん。こんにちは。
オリジナリティ!ありがとうございます(笑)
今後も宜しくお願いしますね!
Posted by saltpinesaltpine at 2014年07月13日 08:41
キャンプWEBメディア「CAMP HACK」編集部斉藤と申します。「シュラフカバー」特集記事に記事の最後のお写真を使用できればと思いますがいかがでしょうか?お写真は「CAMP HACK」、または提携媒体で使用させて頂く予定です。大変お手数ですが、18日(水)までにコメントでの返信か下記アドレスまでにご連絡頂ければ幸いです。ご連絡ない場合画像の使用はいたしません。ご連絡お待ちしております。h.saitou@spacekey.co.jp
Posted by キャンプハック編集部 at 2017年01月17日 04:14
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