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2014年11月28日

冬キャンプを夏の道具で

冬のキャンプはやりたいけれど、道具が無いので出来ない、というのをネットで良く目にする。
ファミリーキャンプはともかくとして、ソロキャンプの本番は冬だと私は考えている。その冬にキャンプしないのは大変勿体無い事だ。
私は冬キャンプを夏の道具オンリーでやった事はないが、冬にどうすればいいかは知っている。冬キャンプをするに当たっての壁は、寒さと雪だ。

では、夏の道具を流用して冬キャンプをやるにはどうすればいいだろうか。カッコイイキャンプ道具をわざわざ揃えずとも、家にあるものも使えばいい。というか、買わないのであればそうするしかない。家にあるものを使っても、キャンプの根本的な楽しさには変化はない筈だ。
実践が伴っていないので、「ぼくのかんがえた」冬検討。
冬キャンプを夏の道具で

テント
夏に使用しているテントをそのまま使って構わない。タープを使うのであれば、夏に使用しているもので構わない。スノーフライは特殊な状況で使われるものであって、キャンプには不要だ。
テントの固定は、夏と同じペグで良い。スノーペグが必要と思うだろうが、一般的な雪中キャンプであれば、使用しなくても設営出来る。ペグを刺して、上から雪をかぶせてバンバン叩いて固めれば、よっぽどの事が無い限り飛ぶ事はない。
ただし、気温が非常に低く、雪がさらさらしている状態の場合、雪でペグ周りを固めたくとも固まらない。その場合、レジ袋に雪を詰めて、張り網に結びつければ立派なアンカーになるので、この方法を使えばよい。

服装
防寒とは、内の熱を外に逃がさないようにする、という理屈だ。着れる分だけ着よう。着膨れようが構わない。
ダウンの服を持っていればそれがベストだが、無い場合はあるものを着込めばいい。ダウンを着るのであれば、焚き火に当たる事を想定して、穴が開かないように中に着るのが好ましい。
特に下半身を忘れがちなので、下半身にも注意しよう。
アンダーウェア類があればなおいいが、なければズボン下、モモヒキ、ババシャツの類でも構わない。これを着ると着ないとでは大違いなので、是非着よう。
防寒用手袋があればそれを使えばいいが、無ければ手袋は軍手でも良い。焚き火に当たっていれば、手は何とか大丈夫だ。
問題は足だ。足を焚き火に当てる訳にはいかないだろう。分厚い靴下を持っていなければ、靴下を3枚くらい重ね履きしよう。多分、それでも足は冷える。靴の中に使い捨てカイロを入れよう。

寝具
夏用のものだけでは絶対に耐えられない。
夏用のシュラフを使いつつ、自宅の布団を持ち込もう。冬用シュラフを買わないのであれば、そうするしかない。
マットも夏用の下にダンボールを何枚か敷いて断熱しよう。冬キャンプでの地面からの冷えというのは、本当に馬鹿に出来ない。ダンボールが嫌なら、自宅の敷布団も持ち込もう。
更に、自宅にある湯たんぽを持ち込もう。湯たんぽは必須アイテムだと考えた方がいい。気温の低いテントの中、シュラフ(布団)の中が温まるのを待つのは結構苦痛だ。それに、足先が暖まると安眠出来る。寒ければ湯たんぽをだっこしても良い。
書いていて気が付いたが、冬用シュラフさえ買えば、結構様になるような気がする。しかし、そのシュラフが高いのだけれども。
どうせテントの中など、誰も見ていない。キャンプ場に一人という事も珍しくはない。恥ずかしがるな。暖かく眠れればそれでいいではないか。

焚き火
冬の道具がないのだから、外で過ごすしかない。焚き火をしよう。薪は雪が積もっていて拾えないので、事前に入手する必要がある。
焚き火で全身の暖を取る事は出来ない。冷えた手を炙ったりする程度であれば大丈夫だが、防寒していると、外からの熱が内に伝わらないからだ。
焚き火は調理などに積極活用する必要がある。気温が低くなると、夏に使用するガスボンベは使えなくなる。ガソリンストーブやアルコールストーブは使えるだろうが、やはりここは焚き火で調理したい。

飲食
暖かい食べ物食べ、暖かい飲み物を飲もう。
鍋を作って食べるのを勧める。焚き火にコッヘルをかけ、食べたい鍋を作って食べる。鍋の種類は何でも良い。暖かい汁とともに具を食べれば、体が温まってくる。冬は家で食べる鍋も美味いが、寒空の下で食べる鍋の有り難味はこれ以上ないものだ。
そして、鍋を焚き火にかけている傍ら、ヤカンも焚き火に掛けておこう。このお湯で酒のお湯割を作って飲めば、更に温まってくる。日本酒が好きであれば、酒を温めて飲んでも良い。ホットワインでもいい。とにかく、酒は温かいものを飲もう。酒が飲めなければ、スープやお茶を飲もう。ただ、寒い環境で酒を飲むと、なかなか酔わない。翌日後悔しないように、調整しながら飲もう。
食べ物は体の熱源だ。酒ばかり飲んでいないで、食べ物もしっかり食べよう。


キャンプの本質は道具なんかじゃない。不格好だが、これで何とか既存の道具で冬キャンプを楽しめる筈だ。
言っておくが、オマエの事など誰も見ていない。死にたくなければ格好つけんな!バチーン!(ビンタ)
冬キャンプを夏の道具で




タグ :雑記

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この記事へのコメント
おこんぬつわ。

ばっちーん☆(ビンタ)←イメージは猪木さんでした!

ニトリのSALEで買った防災毛布は湿気にくくて秀逸ですよ。
車キャンパーなら
毛布と断熱シート系は積みっぱなしでもいいと思います。
Posted by らば at 2014年11月28日 14:06
こんばんは。

分かっちゃいるけど、形から入っちゃうんです(^_^;)
誰もみてないけど、自分が満足できない…。
欲しいのは自己満足だったりして、、、( ̄▽ ̄;)
そんな自分が憎めないのですm(__)m

逆の発想もありでは!
キャンプ用品を買って、家でも使う!
まぁ、これから買うならだけど。
Posted by r_islandr_island at 2014年11月28日 21:25
こんばんは

今年こそは雪中キャンプやってみようと思っています。
防寒対策ら冬用シュラフ、湯たんぽ、携帯ストーブ、焚き火台と道具は揃っているので、あとはやるだけです!

雪中バックパックキャンプをやってみようと思います!
Posted by *snow**snow* at 2014年11月28日 22:05
らばさん。元気ですかーっ!

防災毛布って、ラクダの毛布的なものを想像しましたが、結構コンパクトな感じなんですね。
確かに緊急用に車にあると安心かもしれませんねー。

イノキの名言で「いろんな体験をせよ。多少無茶でもいい。」というのがあるようです。
確かに、遊びでも無茶して一歩踏み出す決断がある方が、その後の遊びが楽しくなりますね。(らばさんの燧ケ岳とか!)
Posted by saltpinesaltpine at 2014年11月29日 08:02
r_islandさん。こんにちはー。

私も!形と物から入る人間です!
自分の為の遊びなのだから、満足出来るかどうかって、すごく重要ですよね。
でも、物だけ買って満足しそうな時が一番危険ですね・・・。

>>キャンプ用品を買って、家でも使う!
キャンプ用品ってタフなはずなのに、家で使うと壊れそうな気がするのは何ででしょう・・・。
何か、勿体無くって使えないんです・・・。
私だけかな。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年11月29日 08:09
*snow*さん。こんにちはー!

バッチリ装備揃っているんですね!
雪が待ち遠しいですねー。

雪中バックパックキャンプは、私もやったことない!
雪踏みしめながら進んでいって、辿りついた先で一泊・・・想像してドキリとなりました。
私もやってみます!
Posted by saltpinesaltpine at 2014年11月29日 08:18
solo campさん、おばんです。
とても実践的なお話だと感心いたしました、道具を使いこなすというのは大事ですね。
無ければ工夫して乗り切る、その度合いが最初はわからないところでしょうが
最初はゆるいところから始めれば寒さを大いに楽しむことができるとおもいます。
寒さの中寝ることについては、私は豆炭あんかを活用しています。決して格好良くはありませんが「反則」と思えるほどの効果があります。これで昨日は地元の高原でテントなしの野宿を楽しんできました。

ただ使う時にはしっかり燃焼させてからにしないと一酸化中毒の危険があるとおもいます、実践しようと思われる方はご注意下さい。
Posted by ジープ at 2014年11月30日 19:33
ジープさん。こんにちは。

いやぁ・・・これ、脳内シミュレーションなので、実践が伴ってないのですよ・・・。

なるほど。寒さを楽しむ。
雪も寒さも冬にしかないものですしね。
確かに、冬にこれを楽しまない手はないです。

豆炭あんかというものを初めて知りました。
「反則」的な効果、凄く気になります。滅茶苦茶欲しくなりました。素晴らしい情報をありがとうございます。

ジープさんって、白いジープに乗った方でしょうか?
某ブログで、雪中キャンプのプロの様な方として登場なさっていたような。
山形も雪は、まだこれからでしょうか?山形のいい雪中キャンプの場所があれば、教えて下さると嬉しいです。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年12月01日 09:52
solo campさんこんばんわ
ちゃんと自己紹介しておりませんで失礼いたしました。

ブログはミクシィのみですので読んでいただく機会があるかどうかですが、
それとは別に「山形 ジープキャンパー」で検索していただくとキャンプ友のブログがいくつかヒットするようです。その中で毎回のように出てくる「銀色のジープ」がわたしですが、雪中のプロの様な方は別人かと思います。

ではこれからもよろしくお願いいたします。
Posted by ジープ at 2014年12月01日 21:56
雪中バックパックキャンプと云うか 雪山登山で数回テン泊の経験が有りますが 銀マット+エアマット+スリーシーズン用シュラフ+ダウン防寒着で耐えてますよ(笑)
Posted by chiko_chan at 2014年12月02日 05:47
ジープさん。こんにちは。

是非読みたいのですが、mixiはやっていないので・・・残念です。

ジープキャンパーさんがジープさんなら、私がブログなどで拝見していたジープさんで間違いないようです。
十分、雪中のプロのような方だと思います。スゴイ。

今後とも宜しくお願い致します。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年12月02日 09:10
chiko_chanさん。こんにちは。

すげぇー!!
でも、chiko_chanさんの耐寒能力が凄いという事では笑)
鋭いご意見から、経験豊富な方だと思っていましたが、そこまでなさっていたのですね。

下からの冷えをマット2枚で防ぎ、シュラフの薄さを補うためのダウン防寒着ですね。
やっぱり冬はダウンですよねー。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年12月02日 09:16
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