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2014年06月06日

レビュー:エーライト メイフライチェア

エーライト(ALITE)のメイフライチェア(Mayfly Chair)についてレビューします。

レビュー:エーライト メイフライチェア

購入経緯です。
ザック一つでキャンプ道具背負いながら目的地に向かう、というソロキャンプをするようになってから、軽量で収納がコンパクトなイスを探していました。
私が持っているキャンプ用のイスは、焼身自殺して現役を引退したイスと、あぐらイスというローチェアで、これらはザックと一緒に持ち運ぶには重く、キャンプに持って行く事が出来ませんでした。
イスを持って行かない為、キャンプ時には、石に座ったり、拾い集めた大き目の薪の上に座ったりしていましたが、当然ながらお尻が痛くなってしまっていました。
あぐらイスも、重量が役1.7kgと、そんなに重い訳ではないのですが、ザックに収納するには大きく、外付けするにしても難を感じていて、どうしても持って行けなかったのです。

ネットで調べると超軽量のイスというのは、ドッペルギャンガーの200gを切る程の物を始めとして、結構あるようでしたが、超軽量のものは、座り心地を犠牲にして軽量化がなされているように感じました。
休憩時に少し座るのであればまだしも、焚き火の前でのんびりするのであれば、我慢せずに座り心地も求めたいと考えていました。ただのキャンプなのだから、ストイックになる必要はないと思っているからです。

贅沢なもので、ポイントは軽量性と快適性と収納性です。
この3点を基準にして調べていくと、ヘリノックス(Helinox)のシリーズか、エーライトから出ているイスがいいようでした。
これらのイスは組み立て式ではありますが、組み立ても片付けも簡単のようなので、組み立て式が始めての私でも特に気にはなりませんでした。
ヘリノックスは収納サイズが小さいが930g、エーライトはヘリノックスよりは収納サイズがやや大きいものの、最軽量のモナークチェアであれば600gでした。この300gは判断するには余りにも大きな数字で、エーライトの圧勝でした。

しかし、モナークチェアは、支点が2点しかない為、座っていない状態だとイスが固定されてない事になります。座っている状態では、逆に固定されていないので、足を伸ばしたり縮めたりする事でゆらゆらと角度を調整出来、快適に座る事が出来るギミックが備わっているようでした。
私としては、座っていない状態の投げ出され感がどうしても気になったので、モナークチェアよりも若干重い、メイフライチェアで購入の検討に入りました。

メイフライチェアは、モナークチェアの改良版(?)で、支点が2点の他に、前を支える横のポールが付けられる仕様になっていました。足が増えているにも関わらず635gという軽量さで、モナークチェアとも大して変わりません。
そして、追加されている前の支点の横ポールを外さずとも、モナークチェアと同じように、ロッキングチェア的に使う事も出来るようでした。
気になっていた収納サイズも小さく、そして重要な座り心地の評判も上々だったので、購入しました。


手元に届き、メイフライチェアのその小ささと軽さに驚きました。
1.5Lのペットボトル大の収納サイズと、噂にたがわない軽さでした。
試しにザックに入れてみましたが、想定していたよりやや小さいと思える程のサイズでした。むしろ、こうやってザックに入れて持ち運ぶ事すらも想定されているのではないかと思う程の、サイズの小ささでした。
レビュー:エーライト メイフライチェア

キャンプで使ってみました。
小さなスタッフバッグに、骨組みのポールがイスの生地にくるくる包まって収納されているので、取り出します。スタッフバッグはジャストサイズです。
骨組みのポールは、テントのポールと同じ様に、折られた形で入っています。
これを組み立て、ポールの四つ角に生地を固定するだけで座る事が出来る状態になります。
初めてやっても、組み立ては1分もかかりませんでした。手馴れてしまえば、20秒もあれば出来てしまいそうです。
レビュー:エーライト メイフライチェア



重要な座り心地ですが、すっぽりとお尻が包まれる感覚で、最高でした。
座った状態で足を支点にして、足を伸ばしたり縮めたりすると、モナークチェアの様に、ゆらゆらと角度が調整出来るのも面白いギミックでした。
メイフライチェアはローチェアの中でも、かなり地面に近い位置に座る事になる作りのようです。座った状態が低い事で座り心地が悪かったりという事はなく、快適でしたが、低い位置に座る事になるので、立ち上がるのに力を使うというか「ヨッコイショ」という感じでした。
また、イス自体の足の支点が後ろの2点と前の横ポールなので、砂地のような場所で座ると、支点が砂にめり込んでしまうのが気になりました。その足がめり込む所為で、更に座る位置が更に低くなり、体重が重い人であれば、お尻が地面とくっついてしまう現象があるかも知れません。
ただ、地面との相性としては、砂地には向いていないだけで、普通の地面であれば、何ら問題なく快適に座る事が出来ます。
レビュー:エーライト メイフライチェア

評価するならば、重量と収納サイズは100点、座り心地はヨッコイショ問題でキツく減点したとしても85点といった所です。
この点数は、キャンプ場で使った感想であって、ザック一つでキャンプにいって、石や木に座っていた状態と比較すれば、替え難い快適さです。
ザックなど、荷物を一つにまとめて移動してキャンプする人には、このエーライトのメイフライチェアはかなりオススメです。
車に荷物を潤沢に積んでキャンプ場でキャンプするのがメインな人は、大きさや重量は余り考える必要もないと思いますし、もっと快適なイスがあるのではないかと思います。


余談:
つい最近、ヘリノックスからグラウンドチェアという新作が出ました。何と重量が560gです。
グラウンドチェアの座る低さはメイフライチェアと同じ位のようですので、座り心地は似た感じだと想像します。
560gという重量に惹かれますが、メイフライチェアにもイスゆらゆらのギミックもあります。もし検討するのであれが、それと重量を天秤にかけて判断するといいのではないかと思います。





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この記事へのコメント
同じ理由で私もメイフライを持ってます。
とろろ昆布カラーです(^^)

ヘリノックスは座り心地が好みではなかったので、ノーチェックだったのですが、新しいシリーズが出ていたんですね。軽いですね♪

ザックひとつのキャンプ、
いろいろ教えていただきたいです。
お気に入りさせて下さい(^^)
Posted by otooto at 2014年06月07日 10:26
otoさん。こんにちは~。
とろろ昆布カラーって何かと思ったら、ウッドグレインカラーの事だったのですね(笑)
もうとろろ昆布にしか見えなくなりました!
教えて下さいも何も、私も初心者なので、一緒に勉強させて下さいね。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年06月08日 14:43
このイスよさそうですね
ヘリノックスと比較しても 足元が丈夫そうです

ただ 接地面が横バーになっているので 河原などで
大きな石がゴロゴロしているような場所には不向きでしょうか?
Posted by chiko_chan at 2014年06月17日 08:33
chiko_chanさん。こんにちは。
丈夫かどうか、比較した事が無いので何ともいえませんが、骨の部分は頑丈な素材だと感じました。
ご指摘通り、確かに面での接地になるので、安定した地面は必要だと思います。
視点が鋭いですねー。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年06月17日 20:25
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