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2014年08月04日

レビュー:ダグ 焚火缶 + エバニュー ハンドル

ダグ(DUG)の焚火缶とエバニュー(EVERNEW)のハンドルをレビューします。
焚火缶の本家は、ホットン社のビリーポット、通称ビリー缶ですが、このホットン社自体が無くなってしまい、このビリー缶はオークションなどでなければ、入手が出来なくなっています。
このダグの焚火缶は、その復刻版とも言うべきものです。
名前の通り、焚き火の直火で調理する為の道具です。
エバニューのハンドルEBY170 は、フライパンや鍋などを掴む為の道具です。
レビュー:ダグ 焚火缶 + エバニュー ハンドル


購入経緯です。
私は、夏でも焚き火をする程の焚き火好きです。
キャンプで調理をする際でも、基本的にストーブを使用せず、焚き火で調理する事が多いです。
焚き火は、暖を取るにも、調理するにも、お湯をわかすだけでも、お酒を温めるのにも、まさに万能の熱源と言えるでしょう。
その焚き火での調理ですが、コッヘルを焚き火にかけると、ヤニやススで真っ黒になってしまうのが、やや気になっていました。そして、家に帰ってからクレンザーでゴシゴシこすって、この黒い汚れを落とすのが、やたらと面倒なのです。
私の使っているコッヘルは、スノーピークのトレック900なので1980円と安く、真っ黒に汚れても全然惜しくはないのですが、トレック900に付属していた収納用のスタッフバッグがネット状なので、真っ黒になったコッヘルをこのスタッフバッグに入れて、ザックに突っ込むというのが、かなり抵抗感があったのです。
そして、トレック900一つでは、物足りなさを感じるシーンもありました。

焚き火にかけても抵抗感がなくて、手荒に扱える物はないか、考えました。
ありました。と言うよりも、知っていました。
渓流釣りのサイトでよくテント泊時に登場する、ビリー缶です。
流木を薪に焚き火をし、その焚き火の中で味わいのある黒さになって存在感を放っているビリー缶。実はキャンプを始める前から、渓流釣りに傾倒していた私は、あの自然の中での渓流釣りのテント泊と、あの焚き火のシーンにあこがれていたのです。
そのビリー缶、調べて見ると、販売元が消滅してしまっている為、純正の物を手に入れるにはオークションで高額なお金で競り落とす必要があるようでした。
私はその道具の性能が保証されていてさえいれば、特にこだわりもないので、機能にも問題の無い、復刻版とも言うべきダグの焚火缶を購入する事にしました。
焚火缶はSMセットや、MLセットもありましたが、SMLの3個セットで3000円という価格でしたので、これを購入しました。
レビュー:ダグ 焚火缶 + エバニュー ハンドル

焚火缶を手に入れて、どう使うかをシミュレーションしてみた所、焚き火の火の中にある焚火缶を操作するには、持ち手の弦だけでは不安が残りました。
キャンプ場でキャンプするのであれば、耐火グローブがあるので、困る事はないだろうと考えましたが、ザック一つでキャンプするのであれば、耐火グローブは持ち運びたくありませんでした。
それであればと、鍋掴みとして使えるエバニューのハンドルが650円と安く売っていた為、これを購入しました。
値段の高い製品は、品質が伴っている事が多いのも承知していますが、安さは正義です。
レビュー:ダグ 焚火缶 + エバニュー ハンドル


さて、手元に届いた焚火缶は非常に大きく感じました。
SMLとあって、SとMはソロキャンプやグループキャンプで使っても丁度良い大きさに思えましたが、Lは何とも大きい。Lならば、6名分くらいの汁物でも、腹いっぱいになる分を作れるのではないかと思いました。
SとMのジャストサイズ、Lの大容量と、用途の幅を感じる事が出来ました。
スタッフバッグも付属していて、汚れたまま収納したものをザックに突っ込んでも、ザック内が汚れる心配が無さそうな作りです。
重量も大して無いので、持ち運びにも苦はないでしょう。
そして、ピカピカの焚火缶は妙に恥ずかしく、早く使って黒く汚してしまいたい欲求が出てくるのが、自分としても面白く感じました。
レビュー:ダグ 焚火缶 + エバニュー ハンドル

早速焚き火にかけてみると、見る見る内にヤニやススで黒くなっていきます。
アルミなので熱伝導率も良く、水もすぐ沸騰します。
何よりも、安いので多少手荒に扱っても、全く心が痛まない所がいいです(安ければ雑に扱って良いかといえばそうではありませんが)。むしろ、使っていく過程で少しデコボコになってくれた方が、味が出てきていいのではないかと思わせます。
ヤニやススでの汚れ、使い込んでいく上での少々の変形、焚火缶はまさに育てていくという形容がマッチする道具であると感じます。
使い込んでいくのが本当に楽しみです。
メンテフリーではありませんが、クレンザーで必要以上ににゴシゴシする必要はなさそうです。
不要な道具を極力買わない様にしていた私ですが(?)、焚火缶はもっと早くに買っておけば良かったと思わせる、良アイテムです。
レビュー:ダグ 焚火缶 + エバニュー ハンドル



エバニューのハンドルは、やはり焚火缶にピッタリの道具でした。
立ち上がる火の中にいる焚火缶の弦を掴むというのは、かなり難儀する動作です。
焚火缶の持ち手の弦で吊るせるシーンならば不要かも知れませんが、ハンドルで焚火缶を安定してガシッと掴めるというのは、ひっくり返す心配が一切無くなるので、安心して調理する事が出来ます。
そんなに大きいものではないので、焚火缶のスタッフバッグの中に一緒に忍び込ませておけます。
まだ1度しか使っていませんが、焚火缶とこのハンドルはセットだと思わせる便利さでした。
レビュー:ダグ 焚火缶 + エバニュー ハンドル

SMLという3サイズで3000円で、使って育てていくという楽しみもあるダグの焚火缶、そして、その焚火缶を安定して使っていく為のエバニューのハンドル、オススメです!


余談:
焚火缶と併用すると便利な、同ダグのトライポッドという、三脚に焚火缶を吊るせるアイテムがありますが、私は焚き火台を使用する場合に上に乗せた物の安定性に困った事はないので、今の所、購入は見送っています。


DUG(ダグ) 焚き火缶3セット
DUG(ダグ) 焚き火缶3セット






エバニュー(EVERNEW) ハンドル
エバニュー(EVERNEW) ハンドル




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この記事へのコメント
こんにちは。

私の心中を読まれたのかな??と思うほどにピッタのレビューありがとうございます。
まさに、次に狙っている道具は焚火缶です。
深さがあるのでパスタもいけそうだし、汚れても心理的負担が少なそうなのでどうかな・・・と考え中でした。

そしてハンドルはアマゾンでオーダー済です。
取っ手のないフライパン(15cm)を探しているのと
シェラを直火調理に使ったりしているのでハンドルが欲しかったんです。

ちょっとずつですが、バックパック野営人へのSTEP進めています
Posted by らば at 2014年08月04日 12:34
らばさん。こんにちはー。

焚火缶は、安いから買っちゃった方がいいですよ!
汚れても気にならないし、むしろもっと汚れろーと念じながら使いました。

ちなみにハンドルですが、 | ←こうなっている面には良さそうですが、 / ←こういう斜めになっているシエラカップには微妙かも知れませんよ。
それでも、熱いコッヘル類をガッツリつかんでくれるので、値段以上の役を果たしてくれると思います!
Posted by saltpinesaltpine at 2014年08月04日 20:03
再びこんにちは!

ひょっとするとダグのまわし者?(笑)と思ってしまうくらい、魅力ある紹介レポでした~!

私は、車でのソロ中心なので、ギアの厳選に拘る必要はないのですが、LMSと揃えて煮炊きから炊飯まで、雰囲気を楽しむことがおおいです。

蓋を皿代わりにして使っているときなどは、これぞキャンプ、と自己満足に浸りきってしまいます(笑)

車なのでトライポッドもパッカーズグリルも使っていますが、これはこれで、また違う味わいがでると思います!

こんなことを書いていると、焚き火缶でシチューを作って食べたくなってきてしまいました。
Posted by armysealsarmyseals at 2014年08月04日 21:17
こんばんは。

焚火缶、正に男のギアって感じですね!
そしてハンドルが更に男らしさを演出しています。

直火に置いて、使えば使うほど焚き火の焦げが味になる・・・ワイルドだぜぇ~。

焚き火してぇ~!!
Posted by r_islandr_island at 2014年08月04日 22:50
armysealsさん。こんにちは。

最近レビューしたスキットルもダグだったので、ホントにまわし者みたいになってますね(笑)
私も車でキャンプする事の方が多いので、焚火缶を使ってみながら、トライポッドが必要そうなら買ってみようと思います。(欲に負けて買いそうな予感・・・)

私も想像していたら、キャンプ出掛けたくなりましたー。
今週末、雨なんですよね・・・。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年08月05日 13:40
r_islandさん。こんにちは。
早くいい感じに育って欲しいです。
ピカピカの焚火缶って、何だか恥ずかしい気持ちになるんですよー。

私も、焚き火してー!
Posted by saltpinesaltpine at 2014年08月05日 13:42
焚き火での調理はいいですね。
もしかしたら、
そこで朽ちるだけだったかもしれない流木が、
エネルギーに変わり、
美味しいそしてあたたかい料理が出来るなんて。

組まれた石や木のバランスが絶妙です。
置かれた鍋が安定していてカッコいいなぁと思いました。
Posted by otooto at 2014年08月05日 16:07
otoさん。こんにちは。
渓流沿いは、上流から下流への流れに沿って風が吹くので、焚き火する場合は、渓流の上流に竈の口が向くように石や薪を組むという事を、昨日知りました。
以前も今回も、意識せずともその様にしていました。
不思議です。
もしかすると、人間の本能の深い場所に、自然を行きぬく知恵が埋め込まれているのかもしれませんよ。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年08月05日 20:52
こんばんは。

受賞おめでとうございます!

この記事読んだら、直火料理したくなるっしょ!!
Posted by r_islandr_island at 2014年08月27日 19:37
r_islandさん。こんにちはー。

現実の忙しさにかまけていたら、何とこんな事に。
嬉しいのは間違いないのですが、応募していた事実を知られて、少し恥ずかしいような。

しかし、そんなにPV伸びていないのが悲しい所です。
更に、私のブログのPV稼ぎ頭は、キャンプの関係ない、ブヨの記事という悲しさです。
ブヨブログです。
Posted by saltpinesaltpine at 2014年08月28日 20:49
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