2014年12月21日
雪山歩き 泉ヶ岳 (撤退) 20141220
先週の安達太良山での受講を受け、初歩の初歩を学ぶ事が出来た。これを噛み砕いて自分の物にするには、実践するしかない。
2週間前に泉ヶ岳を歩いた時は、ふかふかの雪で最高だったが、今回はどうか。
この時持っていった物
服装
ザック内(グレゴリー バルトロ65)
思い切ってコッヘルやストーブは持って行かない事にした。予備の水も持って行くのを止めた。冬山でコッヘルを取り出すシーンが無いからだ。あったとしたら遭難だ。湯は、たっぷりテルモスに入っている。
前回の安達太良山で、モンベルのグローブが破れてしまった。修理出来ないか問い合わせているが、この対応が終わるまで山に行かないという選択肢はない。先日の実技講習会では、グローブは温度帯に応じて持っていると便利だという事だったし、予備も必要だという観点から、ブラックダイヤモンドのアークを購入した。これは非常に評判の良いグローブなのだ。
それにしてもザックが軽い。
前々回に引き続いて、また泉ヶ岳だ。気軽に雪山を楽しめるという点では、本当に身近だし、難度も優しくて良い山だ。
先週の寒波が去った後、宮城県はやや暖かい日が続いた。山なので、雪が融けてグズグズになっているという事はないだろうが、状態が少し気になる。何故なら、私はフカフカのパウダースノーの上しか歩いた事がないからだ。
泉ヶ岳の駐車場に到着し、装備を身に着ける。
げぇーーっ!!ス、スパッツがぁーー!!安達太良山でアイゼンで引っ掛けて破いていたらしい。こういう失敗をするのではないかとは思っていたが、実際目の前に破れたものがあると、ガックリくる。チッキショォー。

思った以上に雪が融けている。駐車場の雪は土で汚れている。地面も濡れている状態だ。望んでいたパウダーには程遠い。
登山口へ向かって歩くが、圧雪が凍ってツルツル滑る。この時点でアイゼンを履きたくなってくる。
警察車両が停まっている。何かあったのかと思ったら、登山届けを回収している所だった。それにしても、警察が居ると身構えてしまうのは何故だろうか。

登山口に到着した。
おや、看板が新しくなっている。前回もこうだったろうか。何も雪の季節に交換しなくてもいいのに。
船形連峰泉コースか。10月に歩いた船形山から泉ヶ岳に向かう、あのロングコースの事だ。長距離だったが楽しかった。また歩きたいコースだ。

トレースを追って歩くが、雪が非常に重い。踏んだ感覚を文字にすると、グムッ、ゴムッ、ギギッ、という具合だ。雪が水分を多く含んでいて、足に纏わり付いてくる。唯でさえ冬靴は重いのに、雪が付着してもっと重くなっていく。
スノーシューで歩こうかとも思ったが、この重い雪をスノーシューで歩いても楽しくないだろう。ツボ足で進む事にした。

雪が濡れているので滑る。しかも、雪が融けてきている所為で、先行者の踏み抜きが多く見られる。
ツボ足で滑るのを気にしていても仕方が無いので、アイゼンを履く。これで滑らなくはなったが、重い雪が余計に付着してきて更に重くなった。

湿って重くなった雪の上を歩くというのは、非常に疲れる。山を歩いて疲れるのは当たり前なのでいいのだが、何というか楽しくない。
この水神コースの特徴でもあるのだが、この変化の薄い林間を歩く時間が長いので、飽きてくるのだ。

やっと水神平に到着した。
一歩一歩が重いので、ここまで来るまででも、結構時間がかかっている。
こういう雪の状態は、何と言うのだろう。融けかけの雪の場合、雪が腐るなどというが、これは腐り始めた状態なのだろうか。

水神に到着した。碑の脇に、小水をした跡がある。罰当たりな野郎だ。
碑の前で盛大に雪を踏み抜いてしまった。足が太ももまで雪に埋まってしまっている。
気分的にかなり萎えてしまった。
やんだぐなった。(仙台弁)
体力的に苦痛だからそう思うのではない。歩いていて楽しくないし、ワクワクしないし、つまらない。登れば山頂まで難なく行けるだろうが、行きたい気持ちが全く起こらない。
やっぱり、山は楽しくなければならない。楽しくないのに歩き続ける理由はない。
よし、帰ろう。

帰り道は気分爽快。つまらない事から開放された気分。
泉ヶ岳が嫌になったのではない。また来よう。

2週間前に泉ヶ岳を歩いた時は、ふかふかの雪で最高だったが、今回はどうか。
この時持っていった物
服装
ベース | ブレスサーモミドルウェイトウール上下 |
ミドル | モンベル シャミースジャケット、トレッキングパンツ |
アウター | モンベル ストリームジャケット、モンベル アルパインパンツ |
手足 | モンベル トレールアクショングローブ(インナー)、ブラックダイヤモンド アーク、スカルパ モンブランGTX、モンベル アルパインスパッツ |
その他 | ビーニー(ニット帽)、サングラス |
ザック内(グレゴリー バルトロ65)
服 | ダウンジャケット、ダウンパンツ、バラクラバ、ネックゲイター |
食料 | 菓子パン2個、スープ、ティーバッグ、チョコクッキー、飴、THERMOS 山専ボトル |
冬装備 | ブラックダイヤモンド セラックプロ、MSR ライトニングアッセント25 |
地図 | GARMIN eTrex30(GPS)、地図、ISUKA マップケース、コンパス |
非常用 | アライテント スーパーライトツェルト2、張り網 |
その他 | ナイフ、ヘッドライト、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、コンパクトデジカメ、トレッキングポール(スノーバスケット装着) |
思い切ってコッヘルやストーブは持って行かない事にした。予備の水も持って行くのを止めた。冬山でコッヘルを取り出すシーンが無いからだ。あったとしたら遭難だ。湯は、たっぷりテルモスに入っている。
前回の安達太良山で、モンベルのグローブが破れてしまった。修理出来ないか問い合わせているが、この対応が終わるまで山に行かないという選択肢はない。先日の実技講習会では、グローブは温度帯に応じて持っていると便利だという事だったし、予備も必要だという観点から、ブラックダイヤモンドのアークを購入した。これは非常に評判の良いグローブなのだ。
それにしてもザックが軽い。
前々回に引き続いて、また泉ヶ岳だ。気軽に雪山を楽しめるという点では、本当に身近だし、難度も優しくて良い山だ。
先週の寒波が去った後、宮城県はやや暖かい日が続いた。山なので、雪が融けてグズグズになっているという事はないだろうが、状態が少し気になる。何故なら、私はフカフカのパウダースノーの上しか歩いた事がないからだ。
泉ヶ岳の駐車場に到着し、装備を身に着ける。
げぇーーっ!!ス、スパッツがぁーー!!安達太良山でアイゼンで引っ掛けて破いていたらしい。こういう失敗をするのではないかとは思っていたが、実際目の前に破れたものがあると、ガックリくる。チッキショォー。

思った以上に雪が融けている。駐車場の雪は土で汚れている。地面も濡れている状態だ。望んでいたパウダーには程遠い。
登山口へ向かって歩くが、圧雪が凍ってツルツル滑る。この時点でアイゼンを履きたくなってくる。
警察車両が停まっている。何かあったのかと思ったら、登山届けを回収している所だった。それにしても、警察が居ると身構えてしまうのは何故だろうか。

登山口に到着した。
おや、看板が新しくなっている。前回もこうだったろうか。何も雪の季節に交換しなくてもいいのに。
船形連峰泉コースか。10月に歩いた船形山から泉ヶ岳に向かう、あのロングコースの事だ。長距離だったが楽しかった。また歩きたいコースだ。

トレースを追って歩くが、雪が非常に重い。踏んだ感覚を文字にすると、グムッ、ゴムッ、ギギッ、という具合だ。雪が水分を多く含んでいて、足に纏わり付いてくる。唯でさえ冬靴は重いのに、雪が付着してもっと重くなっていく。
スノーシューで歩こうかとも思ったが、この重い雪をスノーシューで歩いても楽しくないだろう。ツボ足で進む事にした。

雪が濡れているので滑る。しかも、雪が融けてきている所為で、先行者の踏み抜きが多く見られる。
ツボ足で滑るのを気にしていても仕方が無いので、アイゼンを履く。これで滑らなくはなったが、重い雪が余計に付着してきて更に重くなった。

湿って重くなった雪の上を歩くというのは、非常に疲れる。山を歩いて疲れるのは当たり前なのでいいのだが、何というか楽しくない。
この水神コースの特徴でもあるのだが、この変化の薄い林間を歩く時間が長いので、飽きてくるのだ。

やっと水神平に到着した。
一歩一歩が重いので、ここまで来るまででも、結構時間がかかっている。
こういう雪の状態は、何と言うのだろう。融けかけの雪の場合、雪が腐るなどというが、これは腐り始めた状態なのだろうか。

水神に到着した。碑の脇に、小水をした跡がある。罰当たりな野郎だ。
碑の前で盛大に雪を踏み抜いてしまった。足が太ももまで雪に埋まってしまっている。
気分的にかなり萎えてしまった。
やんだぐなった。(仙台弁)
体力的に苦痛だからそう思うのではない。歩いていて楽しくないし、ワクワクしないし、つまらない。登れば山頂まで難なく行けるだろうが、行きたい気持ちが全く起こらない。
やっぱり、山は楽しくなければならない。楽しくないのに歩き続ける理由はない。
よし、帰ろう。

帰り道は気分爽快。つまらない事から開放された気分。
泉ヶ岳が嫌になったのではない。また来よう。

Posted by at 10:55│Comments(4)
│山歩き
この記事へのコメント
こんばんは。
”やんだぐなった”のは、スパッツのせい?それとも雪質のせい?
まぁ、修行じゃないんだから、楽しくないのに続けることはないですよね。
次週の不忘山にワクワクしながら、体力温存ですね!
いいなぁ~、雪山トレッキング。
こっちはまだまだ雪はないです。。。
”やんだぐなった”のは、スパッツのせい?それとも雪質のせい?
まぁ、修行じゃないんだから、楽しくないのに続けることはないですよね。
次週の不忘山にワクワクしながら、体力温存ですね!
いいなぁ~、雪山トレッキング。
こっちはまだまだ雪はないです。。。
Posted by r_island
at 2014年12月21日 18:29

お疲れ様でした
当地、近年では真冬でも雨のときがありますが、山遊びには何一つ良いことがない不意の雨ですね。
異常寒波は困りますが東北らしくピシッと冷える冬がいいですね。野営も粉雪が舞えば「その気」になるのですが(笑
当地、近年では真冬でも雨のときがありますが、山遊びには何一つ良いことがない不意の雨ですね。
異常寒波は困りますが東北らしくピシッと冷える冬がいいですね。野営も粉雪が舞えば「その気」になるのですが(笑
Posted by ジープ at 2014年12月21日 22:12
r_islandさん。こんにちはー。
雪質が良くなかったというのもありますが、短期間で同じコースを歩いたので、少し飽きたのだと思います。
だからワクワクしなかったのかな、と。贅沢なものですね。
今週末、どうなる事やら、です。
その内、嫌でも雪になりますよ(笑)
住む場所は雪がなくて、山に向かうと雪がある、そんな環境だといいのですが・・・。
雪質が良くなかったというのもありますが、短期間で同じコースを歩いたので、少し飽きたのだと思います。
だからワクワクしなかったのかな、と。贅沢なものですね。
今週末、どうなる事やら、です。
その内、嫌でも雪になりますよ(笑)
住む場所は雪がなくて、山に向かうと雪がある、そんな環境だといいのですが・・・。
Posted by saltpine
at 2014年12月22日 09:12

ジープさん。こんにちはー。
実は、山を歩いていて、雨に降られた事がありません。
経験不足甚だしい限りです。
冬の雨は嫌ですね。雪より危険を感じます。
ここ数週間で、山形もだいぶ雪が積もったのではないでしょうか?
厳冬期の雪中キャンプ、これからですね!
今年の目標は雪洞掘りです!
実は、山を歩いていて、雨に降られた事がありません。
経験不足甚だしい限りです。
冬の雨は嫌ですね。雪より危険を感じます。
ここ数週間で、山形もだいぶ雪が積もったのではないでしょうか?
厳冬期の雪中キャンプ、これからですね!
今年の目標は雪洞掘りです!
Posted by saltpine
at 2014年12月22日 09:17

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